遺伝子組み換えや農薬を包括的に避ける新たな民間認証制度

 明日、10月1日は何重にも腹立たしい日となる。消費税増税、さらにゲノム編集食品の解禁、今日はさらにゲノム編集を有機認証に含めるための検討会までを開いたという(リーク情報。今日の会議の情報はまだ届いていない)。安倍政権の国会無視は常態化しており、政策を私的な会議で決めてしまう。今回の会合に関しては開催の情報すら隠され、日本列島住民は一切蚊帳の外。最新情報がないのでなんとも断定はできないが、もし本日本当に開催されたのであれば、その独裁状況はさらにひどくなっている、と言わざるをえないことになる。 “遺伝子組み換えや農薬を包括的に避ける新たな民間認証制度” の続きを読む

ゲノム編集食品を避けるための民間認証制度?

来週火曜日からゲノム編集食品(=ゲノム破壊食品)が解禁され、一切表示されずに流通できるようになる。
 いよいよ4大遺伝子組み換えメジャーのコルテバ・アグリサイエンス(元ダウ・デュポン)がゲノム破壊トウモロコシを日本向けに輸出するために届け出を年内にするという。バイエル(モンサント)も続々と出してくるだろう。表示も規制もないのだから。行き詰まりを見せていた遺伝子組み換え企業が突破口をつかもうとしている。同時に日本の遺伝子組み換え食品表示も骨抜きに変えられようとしている。 “ゲノム編集食品を避けるための民間認証制度?” の続きを読む

種子の知的所有権・特許をめぐる争い

世界での種子をめぐる動きが目まぐるしい。

 1つの動きはこの種子を企業の独占物にしようという動きだ。TPPはこの知的所有権を強化し、農民の種子の権利を奪う条項を持っている。そして年内にも成立するかもしれないと言われているアジア地域の地域包括的経済連携RCEPが進む中で、アジア地域の種子の権利が奪われ始めている。 “種子の知的所有権・特許をめぐる争い” の続きを読む

NHKのゲノム編集特集番組について

 NHKクローズアップ現代がゲノム編集の特集。ゲノム編集食品の受け付け・流通開始が来週火曜日に迫る中、最低限の役割は果たしてくれたように思う。消費者の代表として日本消費者連盟の纐纈さんがゲストとして招かれていたこと、米国でも民間の遺伝子組み換え認証であるNon-GMOプロジェクトなどゲノム編集反対の見解を取材していたことは高く評価できる。

 でも、番組の内容にいくつかミスリードといわざるをえないNHKによる断定(これが当たり前の標準になりつつあるけど)がいくつもあったように思う。簡単に書いておきたい(ざっと見た印象なので正確な引用ではないが、ご容赦)。 “NHKのゲノム編集特集番組について” の続きを読む