タネや苗に関して、ここ近年、大きな歴史的変化が世界で生まれている。地域の多様な種苗の重要性の再認識である。日本の種苗法改定とは正反対の方向。 “種苗法改定を考える:世界で変わり始めた潮流” の続きを読む
海外の農民の権利と種苗法改定
種苗法改定にどんな問題があるか、前の投稿で番外編としたことに少し説明加えます(動画あり)。
番外編:国内の農家に種苗法改定により自家増殖を抑制させるだけでなく、その影響は海外の農家にも及ぶ。
農水省は植物品種等海外流出防止総合対策事業に5億6700万円、農業知的財産保護・活用支援事業に3億9300万円の予算概算要求して自家増殖させない体制を構築しようとしている。
これは種苗法改定案に書かれていることではないのですが、種苗法で掲げられた「日本の種苗を海外に流出させない」ための具体的方策として具体化されたものです。 “海外の農民の権利と種苗法改定” の続きを読む
TPPに抗するチリの人びと
TPP11参加承認に対して、チリでの闘いが続く。 “TPPに抗するチリの人びと” の続きを読む
再び「モンサント法案」が駆け巡るー日本も危ない
相次ぐ裁判や規制の強化で窮地に陥るモンサント・バイエルを救済する通称「モンサント法」が今後、世界各国で続々と再び出てくる可能性がひじょうに高い。 “再び「モンサント法案」が駆け巡るー日本も危ない” の続きを読む
チリでのTPP・モンサント法案との闘い
チリ下院がTPP11参加を承認、しかし、市民はこれを憲法違反として訴訟へ。
4月22日、チリ下院は賛成77、反対68でTPP11参加を承認。この後、上院での審議になるが、上院は下院以上に保守的であり、チリのTPP11参加がほぼ確定的となったとみざるをえないのだろう。(1) “チリでのTPP・モンサント法案との闘い” の続きを読む
農水省:自家採種を原則禁止に?
とんでもない情報が飛び込んできた。これまで種子の自家採種は基本的にOKで、自家採種禁止されるケースは例外だった。これを逆にして、自家採種は原則禁止に変える方向で農水省が検討に入ったというのだ。主要農作物種子法を廃止して、民間企業の支援政策に熱心な農水省がさらに、種苗法を企業のさらなる利益になるように変えようということだろうか? “農水省:自家採種を原則禁止に?” の続きを読む
国際女性デーを前にブラジルのMST、チリの先住民族が抗議行動
3月8日は国際女性デー。
ブラジルでは、MST(土地なし農村労働者運動)の女性たちはバイア州最南部の紙パルプ企業スザノ社前を占拠して、ユーカリ単一植林による環境破壊に抗議した。 “国際女性デーを前にブラジルのMST、チリの先住民族が抗議行動” の続きを読む
EUは南米の農民の種子の権利を奪うか?
アルゼンチンで行われたWTOの会議を利用してEUがメルコスール(Mercosur、南米共同市場、アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル、ベネズエラ。準加盟国はボリビア、チリ、コロンビア、エクアドル、ガイアナ、ペルー、スリナム)の国々に農民の種子の権利を奪うモンサント法の根拠となるUPOV1991年条約を強制しようとしているとリークされたが、そのリークされた文章が公開された。 “EUは南米の農民の種子の権利を奪うか?” の続きを読む