原発を定点観測するFUKUSHIMA Project

 311東電原発事故が起きてもう早くも10年が経とうとしている。あの事故は多くの人の人生を変えてしまった。最近、年齢のせいか、周囲の訃報が相次いでいる。でも、原発事故がどんな影響を与えたのか、ということは問うことは難しい。自分の体調にどう影響を与えているのかについても明確に答えることは困難だ。
 本当にどんな影響があったのか? 直接高線量被ばくしていなければ「直ちに影響がない」としても、長期的には影響がありうるわけで、しかも長期的な影響には世代を超えた影響もありうる。もし、それを実際に突き止められたとしてもこの事故の責任者はわかった時にはこの世にはいないだろう。被害が証明できなければ被害がないことにされてしまう、このお粗末な政治。
 しかし、世代を超えた人への影響を計ることは難しくても寿命の短い野生生物にどんな影響があるかを調べればその影響は短期間に把握可能になる。世代を超えてどんな変化があるか、人より短い寿命の生物を監察することで、その影響をつかむことができる。 “原発を定点観測するFUKUSHIMA Project” の続きを読む

日本での核エネルギー問題世界社会フォーラム開催の提案

世界社会フォーラムの発案者の一人でもあり、今も世界社会フォーラムの国際コーディネーターの一人として活躍するシコ・ウィタケー氏が10月2日から8日まで、Green Cross Internationalが福島で開催する原発問題の国際セミナーに参加するために来日した。その機会を利用して、ピープルズ・プラン研究所にて日本で原発問題などに取り組む人びととシコ氏を囲む会が10月7日に開かれた。 “日本での核エネルギー問題世界社会フォーラム開催の提案” の続きを読む

ドイツ・ブラジル原子力協定破棄に向けた動き

核エネルギーの平和的利用に関するブラジル・ドイツ協定は1975年6月27日、ブラジルが軍事独裁で反対の声を一切封じていた時に締結された。期限は15年、期限切れ1年前にどちらも異議がなければ5年ごとに自動延長されることになっている。今度の期限切れは2015年11月18日だが、ここでこの原子力協定を破棄するためには2014年11月18日までに破棄の通告をしなければならない。 “ドイツ・ブラジル原子力協定破棄に向けた動き” の続きを読む

日本とブラジルの原子力協定に反対する団体署名提出プレスリリース

日本とブラジルの原子力協定締結に反対する団体署名220がブラジル大使館、首相官邸、経済産業省に送られる

2013年9月13日、26年前の1987年、ブラジルのゴイアニア市で放射能汚染事故が起きた日に、日本とブラジルで同時に日本とブラジルの原子力協定に反対する団体署名がブラジルと日本で同時に提出される。 “日本とブラジルの原子力協定に反対する団体署名提出プレスリリース” の続きを読む

取材のお願い:日伯原子力協定に反対する署名を日本とブラジルで同日提出します

日本政府は東京電力福島第一原子力発電所の事故が未だ収拾できないにも関わらず、ブラジルに原発を輸出することに邁進し、ブラジルとの原子力協定の締結をめざしています。 “取材のお願い:日伯原子力協定に反対する署名を日本とブラジルで同日提出します” の続きを読む

ブラジルへの原発輸出を許すな

この記事はノーニュークス・アジアフォーラムのニュースレターのために書いたもの。

ノーニュークス・アジアフォーラムとは

「ほとんどの先進国で、市民の力により原発 の建設ができなくなった今、 原発にたよる企業はアジアへ進出しようとしています。ノーニュークス・アジアフォーラムは、そうした動きをふせぎ、核も原発もない地球を私たちの手で作ろうと、アジア各国と連帯していくために作られました」 http://www18.ocn.ne.jp/~nnaf/

原子力村がその生存を原発輸出に求めようとする今、ノーニュークス・アジアフォーラムの活動にご注目いただきたい。転載を許可していただいたことに感謝する。 “ブラジルへの原発輸出を許すな” の続きを読む