「ゲノム編集」魚養殖のリージョナルフィッシュ社が国内外に拡大?

 拷問養殖として批判される「ゲノム編集」魚が都内のレストランに。「ゲノム編集」魚養殖を進めるリージョナルフィッシュ社のタイ進出は政府が完全バックアップ。
 「ゲノム編集」魚養殖を進めるリージョナルフィッシュ社がタイへの進出で現地でも報道があったが、この動きの背後には日本政府の支援がある。公金が使われている。 “「ゲノム編集」魚養殖のリージョナルフィッシュ社が国内外に拡大?” の続きを読む

三倍体は養殖に適していない、ノルウェー政府が10年の調査を発表

養殖魚に関するもう1つの情報、三倍体。
 三倍体は魚だけでなく、植物でもある。通常の場合は雌雄双方から1組ずつの2組の染色体をもらう2倍体が有性生殖をする生命の基本なのに、これを3組持ってしまうもの。減数分裂できないので、不妊になる。それを利用した「品種改良」も行われてきているが、この3倍体の養殖サーモンは健康などに問題があり、養殖に適さないとノルウェー政府の食料規制機関は報告を出した(1)。 “三倍体は養殖に適していない、ノルウェー政府が10年の調査を発表” の続きを読む

「ゲノム編集」サーモンをノルウェーで海面養殖?

 CRISPR-Cas9を使って生殖機能の遺伝子を破壊し、より大きく成長できるようにしたサーモン、ノルウェー政府の検討では否定的な結論になったというが、一方で、EUで「ゲノム編集」生物の規制緩和が準備されていて、それが通れば、こうした問題ある遺伝子操作生物が自然界に放たれてしまうかもしれない。 “「ゲノム編集」サーモンをノルウェーで海面養殖?” の続きを読む

リージョナルフィッシュ社のビジネスモデル(複合企業化)に注意!

 リージョナルフィッシュ社とNTTが合弁で陸上養殖企業設立とのこと(1)。陸上養殖企業によって「食料問題」「環境問題」を解決するなどとうたっているけれども、どちらもまったく看板と内実があまりに違いすぎる(羊頭狗肉どころの話でない)。 “リージョナルフィッシュ社のビジネスモデル(複合企業化)に注意!” の続きを読む

遺伝子組み換えサーモン、新規養殖場建設中断に!

 遺伝子操作した魚はいらない! 遺伝子組み換えサーモンを作り、販売する米国のAquaBounty社、オハイオでの新規養殖場の建設、中断!(1) 
 AquaBounty社は2月にカナダでの生産の中止、遺伝子組み換えでない従来の魚の生産を中止し、遺伝子組み換えでない従来の魚の生産に切り替えることを発表していた(2)が、米国インディアナ州アルバニーでの遺伝子組み換えサーモンは継続するだけでなく、オハイオ州に新規の巨大養殖場建設を進める計画でいた。 “遺伝子組み換えサーモン、新規養殖場建設中断に!” の続きを読む

なぜ営利企業の本社が京大の中に?

 なぜ、京大生協で「ゲノム編集」マダイ・バーガー販売なのか、ということなのだけど、その裏にはかなりやばい構造がある。
 
 やばい構造とは何かというと、この「ゲノム編集」マダイを作っている企業の本社は京大の中にあるのだ。なんで国立大学の中に営利企業の本社が置けるのか、理解に苦しむのだが、その本社所在地は京都府京都市左京区吉田本町36番地1 国際科学イノベーション棟 京都大学である。
 
 そして、その「ゲノム編集」マダイやトラフグを開発したのは京大と近畿大であり、国の支援を受けている。公的な支援を受けた研究は公的に還元されるべきだが、それは民間企業にそのまま吸い取られているだけでなく、本社まで京都大にあるということになっている。これっていったい何? “なぜ営利企業の本社が京大の中に?” の続きを読む

AquaBounty社、カナダでの遺伝子組み換えサーモンから撤退!

 AquaBounty、カナダでの遺伝子組み換えサーモンの生産から撤退!(訂正:米国では継続) 先住民族を先頭に長年にわたって遺伝子組み換えサーモンと闘ってきた市民の大きな勝利(1)。さて、これで世界で遺伝子操作魚を作っているのは日本のリージョナルフィッシュ社と米国でのAquaBounty社の遺伝子組み換えサーモンだけ。日本はどうする? “AquaBounty社、カナダでの遺伝子組み換えサーモンから撤退!” の続きを読む

AquaBounty社の遺伝子組み換えサーモンの終わり?

  世界で遺伝子操作魚を作っている企業は2社しかない。1つが遺伝子組み換えサーモンを作っているAquaBounty社、もう1つは日本の「ゲノム編集」マダイ・トラフグを作っているリージョナルフィッシュ社。
 
 でもAquaBounty社の遺伝子組み換えサーモンは消費者から完全に無視され(当たり前だが)、同社の株価は暴落状態が続き、破産も間近という状態だった。そして、同社の新たに打ち出した路線は遺伝子組み換えでない従来の魚の卵の生産に注力するという方針。この遺伝子組み換え路線を放棄するのか定かではない。いや、いっしょに遺伝子組み換えサーモンはやめますと言わないと結局、信用回復しないんじゃない、と心配になってしまう。 “AquaBounty社の遺伝子組み換えサーモンの終わり?” の続きを読む