節水型乾田直播を試みてみたいという農家の方が少なくありません。マスコミが問題も伝えずに、ここまで煽るから仕方ないところもあるのだろうと思います。そこで、農家にとってどんな問題があるのか、ということに絞ってまとめてみました。 “節水型乾田直播にまつわる問題” の続きを読む
ラウンドアップ(グリホサート)の安全神話の崩壊
モンサント(現バイエル)の農薬ラウンドアップ(その主成分グリホサート)、米国をはじめとする多くの国で訴訟が起こされている。しかし、先進国政府の多くはそれが安全として、いまだに使用を認めている。ところが、その安全としていた根拠が崩れた。 “ラウンドアップ(グリホサート)の安全神話の崩壊” の続きを読む
節水型乾田直播が引き起こす大問題
米価の高騰が続く。この高騰をあたかもすぐに解決できるかのような栽培方法を今、マスコミが褒めそやし、政府が推進に躍起になっている。それが節水型乾田直播だ。でも、これを日本で大規模に拡大すれば、どんなことが起きるか、十分な検証をしているとは思えない。実際に節水型乾田直播は米国、南米ではかなり前から、そして近年は東南アジアや南アジアで始められている。その現実を検証すれば、日本で水田ができないところはともかく、水田を大規模に潰してまで進めるべきものではないことがはっきりする。 “節水型乾田直播が引き起こす大問題” の続きを読む
ラウンドアップに代わる新しい農薬は安全?
日本では農薬ラウンドアップ(主成分グリホサート)の大セールが続く一方、世界は脱ラウンドアップへ。窮地に陥ったバイエルはようやく新農薬、イカフォリン(icafolin)を開発して、ブラジル、米国、カナダに続き、EUでも使用申請をした(日本には未申請)。 “ラウンドアップに代わる新しい農薬は安全?” の続きを読む
ラウンドアップをめぐる動き
モンサント(現バイエル)のモンサントが引き起こす健康被害、モンサント/バイエルは否定し続けてきたが、裁判の過程で、モンサント自身が被害が起こることを確認していたことが曝露され、初めてモンサントが裁判で負けた。その後をモンサントを買収したバイエルはなんとか勝てそうなケースだけ裁判に持ち込み、勝てそうにない10万件以上を和解によって110億ドルを支払うという行動に出ている。勝てそうと思った裁判でも、バイエルの負けは続いており、原告が和解に応じない件数も6万件を超している。 “ラウンドアップをめぐる動き” の続きを読む
参政党問題と有機農業・農薬批判をカルト化する言説
農業や食の政策がずっと自動車産業を守るために犠牲にされ続けてきた日本で、次の参議院選挙ではその政策を変える候補に投票したいですね。しかも「令和の米騒動」と言われる事態が起きており、離農する農家が続出する状況ですからなおさらです。そんな中「参政党はいいよね」との声も聞こえてきます。確かに有機農業や食料自給率の向上を謳っています。でも、それは本当でしょうか? “参政党問題と有機農業・農薬批判をカルト化する言説” の続きを読む
ラウンドアップ(グリホサート)は複数の種類のがんをひきおこすとする研究が発表に
モンサント(現バイエル)のラウンドアップ(主成分グリホサート)の発がん性をめぐり、新たな有力な研究成果が発表された¹。すでに2015年に国際がん研究機関(IARC)がグリホサートの発がん性についてグループ2Aの発がん性物質と分類して以来、大きな論争が繰り広げられてきたけれども、大きな影響を与えずにはいない重要な結果である。 “ラウンドアップ(グリホサート)は複数の種類のがんをひきおこすとする研究が発表に” の続きを読む
ラウンドアップ・グリホサートとバイエルの行方
モンサント(現バイエル)の農薬ラウンドアップ(主成分グリホサート)を抱えるバイエルはまさに断末魔の様相を示している。でも、日本では真逆、ラウンドアップ安定の大セール中(ニッポンすごい?!)。
ラウンドアップに対する訴訟は増え続け、米国では訴訟件数は17万を越している。そのうち10万件超は和解に至っているが、その和解金は約110億ドル(約1.6兆円)に達しており、まだ和解していない訴訟も6万7000件、残っており、まだ増えつつある¹。
米国内だけではない。カナダでも集団訴訟が進みつつある²。またEUでは、対象はグリホサートの再承認を認めた欧州委員会を市民団体が欧州裁判所に訴えた³。 “ラウンドアップ・グリホサートとバイエルの行方” の続きを読む
