ラウンドアップ(グリホサート)の農薬再評価が日本でも始まる

 世界でその危険性が嫌というほど指摘されている農薬にモンサント社(現バイエル社)のラウンドアップ(主成分グリホサート)がある。世界で最も使われた農薬とも言われ、その影響は甚大。この農薬を安全だとして、各国政府が使用を再承認する上で大きな役割を果たした論文が実はモンサントの社員が関わって作らせたことが曝露され、その論文は最近になって撤回された¹。EUでも安全性の根拠の文章はモンサント社内文書のコピペであることが曝露されている(モンサント・ペーパー)²。つまり、安全性は企業自身が作り出した研究によってでっち上げられ、その虚構を指摘する研究者は職を奪われる。つい最近もイタリアでグリホサートの危険性を包括的に研究していた研究者が職から追われた³。これほど露骨な操作をしていても、政府は安全だと言い続ける。 “ラウンドアップ(グリホサート)の農薬再評価が日本でも始まる” の続きを読む

ラウンドアップ(グリホサート)の安全神話の崩壊

 モンサント(現バイエル)の農薬ラウンドアップ(その主成分グリホサート)、米国をはじめとする多くの国で訴訟が起こされている。しかし、先進国政府の多くはそれが安全として、いまだに使用を認めている。ところが、その安全としていた根拠が崩れた。 “ラウンドアップ(グリホサート)の安全神話の崩壊” の続きを読む

節水型乾田直播が引き起こす大問題

 米価の高騰が続く。この高騰をあたかもすぐに解決できるかのような栽培方法を今、マスコミが褒めそやし、政府が推進に躍起になっている。それが節水型乾田直播だ。でも、これを日本で大規模に拡大すれば、どんなことが起きるか、十分な検証をしているとは思えない。実際に節水型乾田直播は米国、南米ではかなり前から、そして近年は東南アジアや南アジアで始められている。その現実を検証すれば、日本で水田ができないところはともかく、水田を大規模に潰してまで進めるべきものではないことがはっきりする。 “節水型乾田直播が引き起こす大問題” の続きを読む

ラウンドアップに代わる新しい農薬は安全?

 日本では農薬ラウンドアップ(主成分グリホサート)の大セールが続く一方、世界は脱ラウンドアップへ。窮地に陥ったバイエルはようやく新農薬、イカフォリン(icafolin)を開発して、ブラジル、米国、カナダに続き、EUでも使用申請をした(日本には未申請)。 “ラウンドアップに代わる新しい農薬は安全?” の続きを読む

ラウンドアップをめぐる動き

 モンサント(現バイエル)のモンサントが引き起こす健康被害、モンサント/バイエルは否定し続けてきたが、裁判の過程で、モンサント自身が被害が起こることを確認していたことが曝露され、初めてモンサントが裁判で負けた。その後をモンサントを買収したバイエルはなんとか勝てそうなケースだけ裁判に持ち込み、勝てそうにない10万件以上を和解によって110億ドルを支払うという行動に出ている。勝てそうと思った裁判でも、バイエルの負けは続いており、原告が和解に応じない件数も6万件を超している。 “ラウンドアップをめぐる動き” の続きを読む

参政党問題と有機農業・農薬批判をカルト化する言説

 農業や食の政策がずっと自動車産業を守るために犠牲にされ続けてきた日本で、次の参議院選挙ではその政策を変える候補に投票したいですね。しかも「令和の米騒動」と言われる事態が起きており、離農する農家が続出する状況ですからなおさらです。そんな中「参政党はいいよね」との声も聞こえてきます。確かに有機農業や食料自給率の向上を謳っています。でも、それは本当でしょうか? “参政党問題と有機農業・農薬批判をカルト化する言説” の続きを読む

ラウンドアップ(グリホサート)は複数の種類のがんをひきおこすとする研究が発表に

 モンサント(現バイエル)のラウンドアップ(主成分グリホサート)の発がん性をめぐり、新たな有力な研究成果が発表された¹。すでに2015年に国際がん研究機関(IARC)がグリホサートの発がん性についてグループ2Aの発がん性物質と分類して以来、大きな論争が繰り広げられてきたけれども、大きな影響を与えずにはいない重要な結果である。 “ラウンドアップ(グリホサート)は複数の種類のがんをひきおこすとする研究が発表に” の続きを読む