正体不明の病気に取り憑かれる遺伝子組み換え作物

 遺伝子を人為的に操作することが何をもたらすか、数年ではわからない。しかし、ある時、突然問題が広がり出す。想定外だと言うかもしれないけれども、これは想定しうることだ。つまり、有機的に結びついている遺伝子を人為的に操作することでその生命の全体性を壊してしまう。そうなればもう人には手が付けられなくなる。

 ブラジルで遺伝子組み換えトウモロコシに正体不明の病気が発生している。写真にあるように収穫の前に実が腐ったり、茎が十分せずにまともに実がならなかったり、倒れてしまったり。ウイルスや病原菌に取りつかれたような症状を示す。禁止されている殺菌剤を使うなどしか方策がないが、使ったとしてもまともな収穫は期待できないという(1)。


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