「ゲノム編集」食品は外来の遺伝子や塩基が入っていない、だから自然と同じと政府や推進企業は言うけれども、それは何重にも誤り。『ゲノム編集ー神話と現実』の著者クレア・ロビンソンさんがそれを実際の研究論文に基づきながら説明している。 “「ゲノム編集」食品が外来DNAを含まないという主張がウソである理由” の続きを読む
CRISPR-Cas9による「ゲノム編集」が危険すぎるわけ
「ゲノム編集」でもっとも使われているCRISPR-Cas9、やはり医療や食品開発に使うには危険過ぎると言わざるを得ない。
政府や推進企業はCRISPR-Cas9は「正確に狙った遺伝子だけを編集できる技術」として問題を認めようとしていない。狙っていない遺伝子が破壊されてしまうオフターゲットの問題も、オフターゲットが出ていないことを確認している、として問題ないとしている。
しかし、狙った通りの遺伝子を破壊できたとしても、そこにさまざまな想定外の変異が生じることがあることがすでに報告されている。大量の遺伝子破壊、大量の遺伝子の挿入、遺伝子の入れ物である染色体が切れてしまう染色体破砕が起きるケースが報告されている。それが想定した遺伝子であろうとなかろうと、この大量の遺伝子の破壊あるいは染色体破砕は確率的にはそう高くないとしても確実に起きている。だからこれは人間のセラピーにはとても使えない、という判断にならざるをえない。 “CRISPR-Cas9による「ゲノム編集」が危険すぎるわけ” の続きを読む