在来種を守る:バイオパイラシー/特許と在来種目録

 在来種の種苗は誰のものでもないから、いつまでも使い続けることができる。だから、何も怖くない、と言いたいのだけど、実はそうとはいえない。

 米国の多国籍企業Natreon社は鬱や糖尿病、不眠症、発作や胃炎を治める効能があるとして、インドの植物アシュワガンダの特許を取ろうとした。しかし、これはアーユルヴェーダで12世紀からすでにインドで使われている記録があるとして、異議が唱えられ、結局Natreon社は特許申請を撤回した(1)。 “在来種を守る:バイオパイラシー/特許と在来種目録” の続きを読む