ゴールデンライスとGMササゲ、新たな植民地主義

 12月10日、フィリピン農業省植物産業局が遺伝子組み換え稲であるゴールデンライスを食品、飼料、加工用に承認した(1)。このゴールデンライスについてはもう何度も書いてきたので、詳しくは書かないけれども、表向きは「発展途上国でのビタミンA不足を補うために遺伝子組み換えした」というもの。しかし、その内実はおよそお粗末なもので、ビタミンAの前駆体のβカロテンがわずかに含まれるものの、精米の過程でほとんど失われてしまう。 “ゴールデンライスとGMササゲ、新たな植民地主義” の続きを読む