気候危機に対して有機農業・アグロエコロジーはもっとも有効な解決策の1つなのだが、このロジックを悪用した「カーボンファーミング」にはとんでもない罠が存在している。バイエル(モンサント)による「ゲノム編集」カバークロップを使った遺伝子組み換え農業の強制が進みかねない。デタラメな「カーボンファーミング」に要注意。 “カーボンファーミングには要注意” の続きを読む
混合農薬の新たな毒性の発見と日本の思考停止:グリホシネート規制パブコメ
今の日本の厳しい現状を作り出しているのは他ならぬ思考停止以外ない。「〇〇だから仕方ない」できない理由を見つけて安心するのか、そこで止まる。すべてが止まる。その典型が「すべての原因が日米安保にある」だから何も変えられない? いや、変えられるものも変えられないと決めつけているから変わらないに過ぎない。
メキシコはモンサントの農薬ラウンドアップ(グリホサート)の禁止、遺伝子組み換えトウモロコシの輸入の禁止を決めた。米国に接するメキシコ、その米国政府に絶大な力を持つモンサント(現バイエル)に挑戦する、あまりに無茶、無謀ではないか? まるでアリと巨象、ダビデとゴリアテの戦い。バイエルは米国政府に圧力かけ、米国政府もメキシコ政府を威嚇する。しかしメキシコ政府は怯まない。ついに米国内でメキシコのために遺伝子組み換えトウモロコシではなく、Non-GMOトウモロコシを作ろうという気運まで生まれてきた(1)。 “混合農薬の新たな毒性の発見と日本の思考停止:グリホシネート規制パブコメ” の続きを読む
ついに米国政府機関が子どもたちの尿からラウンドアップを検出
これはすごい! 市民の動きが巨大企業の隠蔽圧力をはねのけ、事実が明らかに。米国の子どもたちを含む人たちの尿の8割以上からモンサントの農薬ラウンドアップ/グリホサートが検出される。
米国のお母さんたちが自分たちの母乳に含まれるモンサントの農薬ラウンドアップ(成分名グリホサート)を検査に動き始めたのが2013年。その結果が2014年に出て、全世界に衝撃を与える。でもモンサントは隠蔽を図り、政府機関もその検査の精度が低いといって相手にしようとしなかった。それから8年。ついに国の機関、CDC(米国疾病予防管理センター)が米国の子どもたちを含む尿を検査。8割以上からグリホサートが検出されるという結果となった。 “ついに米国政府機関が子どもたちの尿からラウンドアップを検出” の続きを読む
March against Monsanto/住友化学
今日は世界各地でMarch against Monsanto(1)。 “March against Monsanto/住友化学” の続きを読む
モンサント/バイエル、ラウンドアップ裁判でさらに敗北
もう1つ朗報 モンサント(現バイエル)の除草剤ラウンドアップによって非ホジキンリンパ腫(血液のガン)となったとして訴訟したハードマン氏に対する裁判でバイエルに8000万ドルの賠償金を命じる判決(後に2500万ドルに減額。約27億3500万円)を無効として異議を申し立てていたバイエルの訴えを棄却! “モンサント/バイエル、ラウンドアップ裁判でさらに敗北” の続きを読む
再び「モンサント法案」が駆け巡るー日本も危ない
相次ぐ裁判や規制の強化で窮地に陥るモンサント・バイエルを救済する通称「モンサント法」が今後、世界各国で続々と再び出てくる可能性がひじょうに高い。 “再び「モンサント法案」が駆け巡るー日本も危ない” の続きを読む
米国司法省、バイエルによるモンサント買収承認
米国司法省、バイエルによるモンサント買収を承認。これで後残るのはメキシコとカナダ。承認が完了すると種子・農薬・製薬において世界で巨大なシェアを持つ寡占企業が成立することになる。
この買収によって種子価格がさらに上昇することは確実で、米国のほとんどの農家が反対していた。 “米国司法省、バイエルによるモンサント買収承認” の続きを読む