アマゾン破壊と日本(その8)国会議員に向けて

アマゾン破壊に関し、日本政府の姿勢に大きな問題を感じます。国会議員に対策を求める文章を書いてみました。お知り合いの議員、特に末尾の外交委員会、農水委員会、予算委員会所属の議員に伝えていただければ幸いです(もちろん、文章は自由に変えていただいて結構です)。 “アマゾン破壊と日本(その8)国会議員に向けて” の続きを読む

アマゾン破壊と日本(その3)世界で拡がる抗議行動

アマゾン破壊における日本の関与をまとめたいところなのだけれども、状況が急速に動いているので、そちらをアップデートしておきたい。

 ボルソナロ大統領はアマゾン森林火災について環境運動が大統領に責任を負わせるためにアマゾン森林に火をつけているかのような、まったく根拠もない発言をしたが、むしろその発言が世界の彼に対する怒りに火を付けてしまっている。 “アマゾン破壊と日本(その3)世界で拡がる抗議行動” の続きを読む

アマゾン破壊と日本(その2)「アマゾンの国際化」

アマゾンで原生林破壊が急速に進みつつある。この問題で次に考えたいのが「アマゾンの国際化」問題である。

 アマゾンでの原生林破壊に反対するブラジル国内外から上がる声に対して、ブラジルの大土地所有者などの開発側は、それを「アマゾンの国際化」であるとして批判してきた。 “アマゾン破壊と日本(その2)「アマゾンの国際化」” の続きを読む

アマゾン破壊と日本(その1)もっとも脅かされる人びと

 アマゾン破壊のスピードが異常に上がっている。そしてそれをもたらしているのは政治的犯罪であり、ブラジルの極右政権への抗議がブラジルのみならず世界中に急速に高まっている。極右政権による破壊を止めることは不可欠だ。しかし、一方、日本のこの破壊への関与は十分認識されているだろうか? 実は日本の関与は実に大きい。何度かにわけてその実態を見ていきたい。 “アマゾン破壊と日本(その1)もっとも脅かされる人びと” の続きを読む

ブラジルの巨大ダム政策がもたらした悲劇、ベロモンチダム

 ブラジルの巨大ダム政策がもたらした悲劇。軍事独裁時代に計画されたベロモンチダム、スティングなどが参加した国際的な反対運動もあって、長く建設を阻止できてきたものが労働者党政権下で建設強行。建設に反対する人びとが指摘していた問題が実際に完成後に次々に現実のものとなる。
 ベロモンチダムの完成はダム反対運動の敗北で終わりだろうか? このドキュメンタリーはそれで終わりにならないことを示している。 “ブラジルの巨大ダム政策がもたらした悲劇、ベロモンチダム” の続きを読む

ブラジル政府が巨大ダム建設政策を転換?

 ブラジル政府が巨大ダム建設政策を転換?

 もし、本当だとすると、これは時代を画する政策転換となる。ブラジルでは水力が7割以上のエネルギー源となっており、経済発展政策の中で、巨大ダムをアマゾンを中心とした地域に作り続けるのがこれまでの柱となってきた。いわば、核をエネルギーの核に据えてきたフランスがその政策を変えるに等しい大きな政策転換となる。 “ブラジル政府が巨大ダム建設政策を転換?” の続きを読む

ベロモンチダムー戦争の布告

ベロモンチダムはアマゾンに現在建設中の巨大ダムで、完成すると世界第3位の規模になる。この計画はブラジルが軍事独裁政権であった時に計画されたが、先住民族らによる反対により計画は中断していた。Stingがダム建設反対の国際キャンペーンに加わるなど、その反対運動は国際化していたが、労働者党政権は建設を強行。
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