世界化するモンサント法案と人びとの種子の権利、食料の主権を守る闘い

TPPによる日本の農業崩壊の危機が懸念される。しかし、TPPによる危険は日本の農業ばかりでなく、世界大のものとなっている。しかも単なる関税や通商問題に留まらない。このTPPを背後で推し進める勢力の狙いをしっかりと見すえる必要があるだろう。
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遺伝子組み換え技術規制に向かう中国

中国の北京で遺伝子組み換えとモンサント開発の除草剤グリホサートの使用により引き起こされているグローバルな被害についての国際会議が開かれ、中国、台湾、米国、ロシア、英国、フランス、デンマーク、ドイツ、オーストラリア、アルゼンチン、ブラジルとペルーからの関係者が集まった。 “遺伝子組み換え技術規制に向かう中国” の続きを読む

日本の遺伝子組み換え承認行政の問題点

本日今年度第4回生物多様性影響評価検討会が農水省であり、傍聴してきた。

その感想を書いておこうと思うのだが、まず、昨年11月22日に行われた第2回生物多様性影響評価検討会 総合検討会の様子について以前書いたものを載せておく(少し編集済み)。 “日本の遺伝子組み換え承認行政の問題点” の続きを読む

アルゼンチンの若者の叫び “出てけ モンサント”

アルゼンチンで進むモンサントの巨大な遺伝子組み換え種子工場の建設を止めるために、住民たちが座り込みの闘争を始めてから3ヶ月がたった。

この間に座り込む人びとに暴行、脅迫が加えられた。特に娘を亡くしてモンサントの遺伝子組み換え大豆の耕作による害を調べ、農薬の空中散布の規制を実現して、ゴールドマン環境賞を受賞したソフィア・ガティカさんには殺害脅迫まで届いている。しかし、誰としてひるむことなく、抵抗は続いている。

この抵抗に若者の音楽グループ、ペロ・ベルデが “モンサント 出てけ” という素晴らしい音楽で若者を鼓舞する。まずはご覧いただきたい。 “アルゼンチンの若者の叫び “出てけ モンサント”” の続きを読む

もう1つ、より危険な遺伝子組み換え、モンサントのIntacta

枯れ葉剤耐性遺伝子組み換え大豆は米国でもブラジルでも大問題になっており、来年日本人の胃袋に入ってくるかどうかまだわからない。止まってくれるかもしれない。そう期待したい。だけど、残念ながら確実に入るであろうものにモンサントが鳴り物入りで宣伝する新世代遺伝子組み換え大豆、Intacta RR2 PRO(RR2=Roudup Ready2、以下略してIntactaと表記する)がある。 “もう1つ、より危険な遺伝子組み換え、モンサントのIntacta” の続きを読む