iPadでレイアウトが崩れる

WordPressでサイトを構築していて、他のブラウザーでは問題が起きないのに、iPadでだけレイアウトが崩れるという現象が起きた。

メインのコラムに右にメニューを置くタイプのレイアウト。他のすべてのブラウザーで想定通りに表示されるのに、iPadだけはメニューが右の位置に入らず、メインのコラムの下に来てしまう。

CSSのwidth、paddingやmarginの設定の問題かと思ってチェックしてみたけど、どうも違う。

相当時間がかかったけど、問題は Viewport の設定であることが判明

このタグをコメントアウトしたら正常に表示された。
横幅が広くないサイトでは問題は起きていない。
仮説だけど、iPadのViewportは980pxであり、1000px超す場合は上記の指定ではおかしくなるということだろうか。

iPadに対する最適化まで余裕が持てないので、とりあえず、上記タグの無効化でよしとしておく。

放射線測定:高い場所はどこだ?

放射線測定 @砧公園 正面煙突は清掃工場の焼却炉の煙突松戸市役所が貸し出すHORIBA PA-1000Radiで松戸市上本郷の放射線測定したら、雨樋の下など2.5μSv/hという高い値が出た。そこでRADEX RD1706を入手し、世田谷区砧公園周辺を測定してみた。

砧公園はすぐ側に焼却所もある(左写真。目の前の煙突は清掃工場の焼却炉だ)。しかし、値は思ったより低く、0.08μSv/h。公園で落ち葉の上ではしゃぐ子どもたちの姿を見て、「落ち葉には放射性物質がついているから、子どもたちが被曝してしまう。でもよその子に遊ぶなとは言えないし」と暗澹たる気持ちになっていたが、一面、落ち葉が厚く敷き詰められているような場所の地面すれすれを測定しても、値は0.08〜0.12。落ち葉のないところ、あるいは地面から1m離れたところの空間線量と大きな違いがない。道沿いの排水口もそれほど高くはなかった。

0.114μSv/hでほぼ年間1mSvとなる(0.114μSv/hx24x365=998.64μSv/y)。このRD1706はγ線だけでなく、β線も関知するということで高めに出るという。

放射線測定 花壇の枠の中何カ所も計ったが風通しのいいところでは高い放射線量は測定されなかった。しかし、風のふきだめとなるような風をブロックするような場所では放射線量は高い。

右の値は0.32μSv/h。0.30μSv/hでアラーム音が出る設定になっているため、時折、アラームが出た。あちこち、計るうちに、ここは高そうだ、と予測がつくようになってくる。

上の写真と同じ場所世田谷区砧公園周辺では風通しのいいところで放射線量の高いところは見つからなかった。しかし、風通しが遮られるところでは、放射線は高いところがある。風通しが悪そうなところはすべて高いかというとまたそうでもないのだが。

落ち葉をすべて隔離するとなれば保管場所が大変だ。しかし、実際に危険な値を示すのはすべてではない。測定しながら実際に危険で隔離しなければならない落ち葉は世田谷区のレベルではかなり限定できそうだ。それを隔離することで効果的に危険を減らせるだろう。

また外で子どもが遊ぶ時は、風通しのいいところで遊ばせて、吹き溜まりのようなところには近づかないことを徹底すれば子ども被曝は減らせるだろう。犬の散歩でも吹き溜まりのような場所はできるだけ避けた方がいい。

実際に測定することで、放射性物質がどんな場所に蓄積していくのか、イメージできてくる。それは落ち葉よりもはるかに軽く、風で移動してしまう(高汚染地域ではすでに落ち葉や樹木、土壌やコンクリートに深く放射性物質が入り込んでしまっているだろうから、状況は地域によりかなり違うだろう。松戸市では剪定した樹木はすでに高い放射性物質が付着しているため、焼却も不可能、隔離の処理となっていると聞く)。

それだけ軽いものであれば、窓を開けたり、衣服に付着する形で室内に入っていくことは十分想像できる。そして、室内の暖房などで室内を回流するだろう。蓄積する一方になっていくと考えると危険だ。これに対しては空気清浄機が相当役立つだろう。測定するまで、空気清浄機が役立つというイメージがわかなかったのだけど、この結果を考えれば放射性物質は室内の空気の移動でも必ず動くはず。空気清浄機をその対流の中に入れておけば、確実にそれを捉えるはずだ(HEPAフィルターなどは放射性物質の除去に期待できる)。

室内の水拭きが奨励されていて、やらなければとも思うが、水拭きできないような場所もあるし、日常生活を送っていく中でなかなかやろうと思ってできないことも多い。でも空気清浄機を回すことは実践しやすい。安価なものも最近は出ているし。

世田谷区の放射能汚染も決して安心できる状態ではないだろう。特に子どもはもっと放射線量の低い地域に避難できれば避難することが望ましいと思う。決して、こうすれば世田谷でも安全というつもりはまったくない。また瓦礫焼却によって事態は急激に悪化する可能性もある。しかし、生活する以上は放射線量を量り、その危険の度合いを把握することは大いに勧めたい。

オンライン寄付、会費徴収システムを考える

日本の市民団体の圧倒的多くは会員1000人以下。会員が増えない理由はさまざまに分析する必要があるが、会費の支払い方法の制約は大きな原因となっている。

多くの団体にとって、会費請求は負荷の高い仕事だ。会員を管理するデータベースもさまざまな問題をもちながら、というところが少なくない。

会員の側からしたら、1年に一度、会費請求がある、面倒だと思っているうちに払いそびれて、それっきりになってしまうというケースもある。団体の事務局からすると度重ねて請求業務をするのは事務的にも精神的にも楽ではない仕事だ。また1年に一度の請求でどかんと請求されるより毎月少しずつの方が楽という人もいるだろう。そのどかんのショックで会員辞めます、というパターンも少なくないかもしれない。しかし、手作業での会費請求と送金は月ごとはまず不可能だ。

オンライン決済を可能にすること、さらには自動引き落としを実現することで、市民団体からすれば請求漏れからくる会員減を減らせ、会員の側も送金の手間を減らすことができる(もちろん、毎年確認して出すかどうか決めるというポリシーの人はそれはそれで尊重されるべきだが)。

自動引き落とし決済の代行業者は結構数がまとまらないと割が合わないケースが多い。しかし、オンライン決済システムの側で自動引き落としを実現する方法がある。これができると安価に自動引き落としを実現できる。

オンライン寄付および自動引き落としの実現方法を考えてみた。

オンライン決済による寄付・会費徴収実現に向けて

目的
1. 一回きり(one off)の寄付を簡単にできる(さまざまな目的のための寄付)
2.自動継続の会費(auto payment)支払いができる…会費請求業務の簡略化および財政の安定、向上
3.海外からの寄付も可能にする(英語での対応および海外通貨での寄付など)

実現方法
1.ショッピングカートサービスプロバイダー(ASP)
2.専用サーバーにオープンソースのショッピングカートをインストール+オンライン決済会社と独自契約

実現方法詳細

方法1.ショッピングカートサービスプロバイダー(ASP)

自動継続は雑誌などの定期購読課金の機能を使う(その機能のあるASPは多くない。定期購読の機能で会費を集めることに使えるか確認が必要)。

この方法のメリット
・ システムのメンテナンスを任せられる
・ オンライン決済手段が豊富

この方法のデメリット
・ 自由が効かない
・ 定期購読機能のあるASPが少ない
・ 英語に対応したASPが少ない
・ 決済手数料は総じて高め(5%以上?)、月額の運用費用が高い(機能が限定されたショッピングカートなら月額1,000円程度であるが、外国語対応、定期課金機能のついたショッピングカートは月額7,000円以上?)

ASPの具体例
Live Commerceホスティングサービス…オープンソースのショッピングカート開発会社のASPサービス
http://www.live-commerce.com/hosting/
・ 会費徴収OK
・ 英語対応OK
カゴラボ…初期費用も月額費用も高い
http://www.cagolab.jp/about/index.html
・ 定期購読は可能(会費徴収に使えるか要チェック)
・ 英語は対応していない様子(記述なし)
エクスカート
http://www.xcart.jp/
・ 安い。月額1,050円〜
・ 定期課金は言及無し
・ 英語は対応していない様子(記述なし)

方法2.専用サーバーにオープンソースのショッピングカートをインストール+オンライン決済会社と独自契約

サーバーにオープンソースのショッピングカートをインストールする

Magento
http://www.magentocommerce.com/
Live Commerce
http://www.live-commerce.com/hosting/features/subscription.html

この方法のメリット
・ 自由が効く
・ 多言語対応可能
・ 月額料金などがかからない

この方法のデメリット
・ スタートアップにオンライン決済代行業者に10万円以上かかる
・ 構築の手間が大変
・ システムのメインテナンス、アップグレードなどに手間がかかる
・ 不具合出た時の対応が大変

現状の問題点

ASPサービスが安価にできればいいのだけど、今調べた範囲ではそう安くない(一度きりの寄付であればかなり安く実現できる時代にはなった)。

技術的にできる人がいれば独自にオープンソースでやっていけば運転費用などはかなり抑えられる。ただし、そういう人を確保しようと思えば人件費なども必要になってくる。

安いASPサービスが出てくることを待つしかないだろうか…。

何かいい方法があったらぜひご教示いただけると幸いです。