世界が新型コロナウイルスを緊急の「Wake-up Call」だと呼んでいる。目を覚まして、われわれのあり方そのものを変えなければ大変なことになると言っているのだ。ただ単にこのウイルスだけの問題ではない。われわれの社会のあり方全体に関わりあることである。 “Wake-Up Callとしての新型コロナウイルス” の続きを読む
ブラジル・ボルソナロ大統領の訪日と日本政府・企業・報道の現実
ブラジル大統領が天皇の「即位の礼」に参列するために来日していた(21日〜24日)。しかし、この来日を機にボルソナロ大統領と安倍政権、企業家たちとどんな話をしたのか、ブラジルからの報道で驚くべきことが明らかになった。残念ながら日本のメディアでは情報は見出せない。
いったい何が話されたのか? “ブラジル・ボルソナロ大統領の訪日と日本政府・企業・報道の現実” の続きを読む
アマゾン:先住民族が作り出した土、テーハ・プレータ
アマゾンは今ではごく少数の先住民族がまばらに住む人の手がほとんど入らない自然のままの熱帯林と思われているかもしれないが、その常識を覆す考古学的発見が相次いでいる。 “アマゾン:先住民族が作り出した土、テーハ・プレータ” の続きを読む
アマゾン破壊と日本(その4)アマゾン破壊への日本の関与
アマゾン破壊には主に2つの経路がある。1つは鉱山開発とそのエネルギー源となる巨大水力発電ダム建設。もう1つが農業開発に関わるもの。日本はどちらにも深く関わっている。 “アマゾン破壊と日本(その4)アマゾン破壊への日本の関与” の続きを読む
ショートフィルム:土は生命体
微生物、病害、気候変動
最近、講演で話しをする時に微生物の話しから始めることが多い。地球に生まれたこの微生物の果たしている役割を知ることで今、起きている問題をより理解できるし、その解決策も見えてくると思うからだ。
微生物の力を借りて、植物もわれわれも生まれてきた。その力がなければ生き長らえることもできない。「共生symbiosis」という言葉は使い古されてしまったかもしれないが、根圏細菌Rhizobacteriaと菌根菌糸Mycorrhizal hyphae、そして植物の関係を知る時、あらためて生命が互いに支え合ってこの生態系を支えているか、そのダイナミズムに心を奪われてしまわざるをえない。 “微生物、病害、気候変動” の続きを読む
気候変動枠組み条約締約国会議(COP23):農業が気候変動を促進する、あるいは収束させる鍵
第23回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP23)がボンで開催。気候変動問題の報道というとすぐに発電所か排ガスを出す自動車のシーンが流される。しかし、気候変動ガスの半分は食に関わっている。畜産業が出す気候変動効果ガスは飛行機、自動車、鉄道すべてを含むよりも多い。 “気候変動枠組み条約締約国会議(COP23):農業が気候変動を促進する、あるいは収束させる鍵” の続きを読む