アマゾン破壊と日本(その5)貨幣の両面ー日本とブラジル

ボルソナロ大統領がG7のアマゾン森林火災緊急援助を拒否。さらなるアマゾン破壊をもたらす法や自由貿易協定が成立。私たちも深く関わるこの破壊的な動きをどう止めるか問われている。

 アマゾンの大規模森林火災・アマゾン破壊が今後、止まり、危機が回避されるか、どうかはボルソナロ政権の対応にかかっているが、さらに彼を利用する多国籍企業やそのロビー、さらにはそれに買収された日本などの政府の姿勢に注目する必要がある。 “アマゾン破壊と日本(その5)貨幣の両面ー日本とブラジル” の続きを読む

アマゾン破壊と日本(その3)世界で拡がる抗議行動

アマゾン破壊における日本の関与をまとめたいところなのだけれども、状況が急速に動いているので、そちらをアップデートしておきたい。

 ボルソナロ大統領はアマゾン森林火災について環境運動が大統領に責任を負わせるためにアマゾン森林に火をつけているかのような、まったく根拠もない発言をしたが、むしろその発言が世界の彼に対する怒りに火を付けてしまっている。 “アマゾン破壊と日本(その3)世界で拡がる抗議行動” の続きを読む

アマゾン破壊と日本(その2)「アマゾンの国際化」

アマゾンで原生林破壊が急速に進みつつある。この問題で次に考えたいのが「アマゾンの国際化」問題である。

 アマゾンでの原生林破壊に反対するブラジル国内外から上がる声に対して、ブラジルの大土地所有者などの開発側は、それを「アマゾンの国際化」であるとして批判してきた。 “アマゾン破壊と日本(その2)「アマゾンの国際化」” の続きを読む

アマゾン破壊と日本(その1)もっとも脅かされる人びと

 アマゾン破壊のスピードが異常に上がっている。そしてそれをもたらしているのは政治的犯罪であり、ブラジルの極右政権への抗議がブラジルのみならず世界中に急速に高まっている。極右政権による破壊を止めることは不可欠だ。しかし、一方、日本のこの破壊への関与は十分認識されているだろうか? 実は日本の関与は実に大きい。何度かにわけてその実態を見ていきたい。 “アマゾン破壊と日本(その1)もっとも脅かされる人びと” の続きを読む

ブラジルの巨大ダム政策がもたらした悲劇、ベロモンチダム

 ブラジルの巨大ダム政策がもたらした悲劇。軍事独裁時代に計画されたベロモンチダム、スティングなどが参加した国際的な反対運動もあって、長く建設を阻止できてきたものが労働者党政権下で建設強行。建設に反対する人びとが指摘していた問題が実際に完成後に次々に現実のものとなる。
 ベロモンチダムの完成はダム反対運動の敗北で終わりだろうか? このドキュメンタリーはそれで終わりにならないことを示している。 “ブラジルの巨大ダム政策がもたらした悲劇、ベロモンチダム” の続きを読む