「ゲノム編集」の動きが慌ただしい。
モンサント(現バイエル)と並ぶ米国の遺伝子組み換え企業ダウ・ケミカルとデュポンが合併してできたコルテバは「ゲノム編集」されたワキシーコーンを開発、リスク評価も規制もない生産を米国、カナダ、アルゼンチン、ブラジル、チリ各国政府が受け入れてしまった。 “「ゲノム編集」トウモロコシ、新味のない新品種” の続きを読む
A Long Food Movement:食を取り戻すために
この20年は有機農業の20年といってもいい。有機市場は5.5倍近くに拡大し、多くの国が生態系を守るアグロエコロジーを政策に採用し、国連もその推進に転じた。化学肥料や農薬を減らす政策が各国で始まっている。 “A Long Food Movement:食を取り戻すために” の続きを読む
改正種苗法施行を前に問われるべきこと
4月1日、改正種苗法の一部が施行される。政府やマスコミはこの改正によって日本の優良な種苗が持ち出せなくなるとその意義を強調する。しかし、肝心なことが見過ごされている。
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「みどりの食料システム戦略」のパブリックコメント
2050年までに有機農業を25%に拡大する「みどりの食料システム戦略」の中間取りまとめに関するパブリックコメントが本日から開始。なんとわずか2週間後の4月12日が締め切り。 “「みどりの食料システム戦略」のパブリックコメント” の続きを読む
内分泌撹乱物質規制をめぐる世界のバトル
不妊というと日本では未だに女性のせいにされることがあるかもしれないけれども、女性以上に男性の精子に大きな変化が起きていることは、日本でも少なからぬ人が知るようになってきた。 “内分泌撹乱物質規制をめぐる世界のバトル” の続きを読む
「ラウンドアップは安全」という説がなぜ出てくるか?
世界でラウンドアップ(グリホサート)に関する有害性の認識が高まり、禁止の流れが出ているのに、日本では逆に規制が緩和され、禁止してほしいと自治体などにかけ合っても、「安全な農薬で基準を守って使っている」などとして変えようとしないケースが少なくない。 “「ラウンドアップは安全」という説がなぜ出てくるか?” の続きを読む
化学物質が精子を滅ぼす?
人間の精子は近年急激に減っており、このままの状態が続くと、無精子の男性が主流になってしまうという。その原因は内分泌撹乱物質(環境ホルモン)。わたしたちの日常を取り巻くさまざまな化学製品に入り込んでいる。PFAS、おもちゃや食品パッケージに使われる化学物質(フラルサンエステル)、化粧品に含まれるパラベンなど。実はラウンドアップの主成分グリホサートも内分泌撹乱物質と指摘されている。 “化学物質が精子を滅ぼす?” の続きを読む
Nature: ワクチンでは集団免疫は不可能?
新型コロナウイルスについて菅首相はワクチン打ちさえすれば解決するように考えているように思えてならないが、危険な発想だと思う。ワクチンによる集団免疫はおそらく不可能、という記事がNatureに掲載された。その理由として5つ挙げている。 “Nature: ワクチンでは集団免疫は不可能?” の続きを読む