米国の学校給食が大変! 米国の食を変えるために奮闘しているゼン・ハニーカットさんのMoms Across America(MAA)からの情報によると、あのGMOバーガーとも言うべきImpossible Burgerが米国の学校給食に入ってくるかもしれない(1)。MAAは反対運動を開始。
Impossible Burgerはビル・ゲイツやAmazonのジェフ・ベゾス、Googleなどが投資したImpossible Foodsが作り出した製品で、肉の代わりに遺伝子組み換え大豆を使っている。遺伝子組み換え大豆が混ざってしまうというのではなく、意図的に遺伝子組み換え大豆の活用を謳って積極的に使っている。ラウンドアップ/グリホサートの残留量も11倍多く含まれる。育ち盛りの子どもたちにこんなものを食べさせるのはとんでもない話。対岸の火事じゃなくて、この話はもうアジアに飛び火している。
有機食品市場が世界で急拡大して、いい方向に向かっているのに、でも、このImpossible Foodsを支える勢力は国連を握ることで、この方向を逆転させようとする。圧倒的多数の市民はそんなことを支持しているわけではないのに。
国連食料システムサミットの問題点、いろいろ書いてきたが、要するに、Impossible Burgerのような食のシステムを整えようというのが本質だと言っていいだろう。国連食料システムサミットのサイトではAction Trackという行動計画を錬るページがあるのだが、その中のEAT ForumでこのGMOバーガーが売り込まれている(2)。
昨日も紹介したアルゼンチンの市民団体、NATURALEZA DE DERECHOS(自然の権利)はこの国連サミットを「食卓を植民地化するサミット」と称している。添付画像(3)
農水省のみなさん、それでもこのサミットに行きますか? ビル・ゲイツやモンサント(バイエル)の仲間に入りに行きますか? そんなことに貴重な税金使わないでください。
住友化学などにとっては農薬がもっと売れていいかもしれませんが、農家や消費者にとって、そして地域の企業にとっていいことはありません。
★デトックス・プロジェクト・ジャパン設立2周年★「子どもたちに食の安全を~農薬検査からわかったこと」5月21日
定員が100名から500名に拡大して、受付再開とのこと。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScLJjwb59-Mwf0KhkqrsoGhZLMsudTtV-c0lXSs9qsXAWLMNQ/viewform
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(1) Just Say NO To GMO Impossible Foods in Schools!
https://ja.momsacrossamerica.com/impossible_foods_in_schools
(2) UN Food Systems Summit: Action tracks toward greater corporate control of food
https://panap.net/2021/05/un-food-systems-summit-action-tracks-toward-greater-corporate-control-of-food/
(3) NATURALEZA DE DERECHOSのFacebook
https://www.facebook.com/naturalezadederechos/posts/3970826009666423