ラテンアメリカとアフリカでの農民の種子の権利が危ない

 米国における農業生物多様性は前世紀急激に消失した。National Geographicはそれを見事なインフォグラフィックで表現した。1903年から1983年の80年間に93%の多様性が失われた。農民が種子を取ることをやめ、企業が種子を握るようになったことの結果だろう。 “ラテンアメリカとアフリカでの農民の種子の権利が危ない” の続きを読む

日本政府はモンサントのRR2 Intactaの輸入を禁止すべき

 遺伝子組み換えは従来の種子に代わり、今年以降、これまでよりもさらに危険性を増す可能性の高いものが登場しようとしている。ダウの枯れ葉剤耐性大豆やモンサントの第二世代ラウンドアップ耐性大豆(RR2 Intacta)などである。 “日本政府はモンサントのRR2 Intactaの輸入を禁止すべき” の続きを読む

日本とブラジルの原子力協定に反対する団体署名提出プレスリリース

日本とブラジルの原子力協定締結に反対する団体署名220がブラジル大使館、首相官邸、経済産業省に送られる

2013年9月13日、26年前の1987年、ブラジルのゴイアニア市で放射能汚染事故が起きた日に、日本とブラジルで同時に日本とブラジルの原子力協定に反対する団体署名がブラジルと日本で同時に提出される。 “日本とブラジルの原子力協定に反対する団体署名提出プレスリリース” の続きを読む

取材のお願い:日伯原子力協定に反対する署名を日本とブラジルで同日提出します

日本政府は東京電力福島第一原子力発電所の事故が未だ収拾できないにも関わらず、ブラジルに原発を輸出することに邁進し、ブラジルとの原子力協定の締結をめざしています。 “取材のお願い:日伯原子力協定に反対する署名を日本とブラジルで同日提出します” の続きを読む

英国スーパーの非遺伝子組み換え飼料使用放棄と日本社会

英国のスーパーTescoがこれまで貫いていた遺伝子組み換え飼料を使わないという方針を撤回して以来、生協含む多くの食肉販売スーパーなどが遺伝子組み換え飼料を使わない方針を次々に放棄している。
Tesco、Asda、Morrisons、Waitrose、そしてSainsbury’sや生協のThe Co-operative Groupも。
Sainsbury’sとThe Co-operative Groupは鶏肉にはすでに非遺伝子組み換え維持の放棄をしていたが、それが豚肉にも拡大された(注1)。 “英国スーパーの非遺伝子組み換え飼料使用放棄と日本社会” の続きを読む

ブラジルへの原発輸出を許すな

この記事はノーニュークス・アジアフォーラムのニュースレターのために書いたもの。

ノーニュークス・アジアフォーラムとは

「ほとんどの先進国で、市民の力により原発 の建設ができなくなった今、 原発にたよる企業はアジアへ進出しようとしています。ノーニュークス・アジアフォーラムは、そうした動きをふせぎ、核も原発もない地球を私たちの手で作ろうと、アジア各国と連帯していくために作られました」 http://www18.ocn.ne.jp/~nnaf/

原子力村がその生存を原発輸出に求めようとする今、ノーニュークス・アジアフォーラムの活動にご注目いただきたい。転載を許可していただいたことに感謝する。 “ブラジルへの原発輸出を許すな” の続きを読む

怒らないのは日本の文化なのか?

 長く、苦しい気持ちにさせられてしまうことだが、原爆投下といい、原発事故といい、これだけのことが起きながらなぜ日本人は怒らないのか、それが日本の文化だからだという言われ方が日本の外では良識的な人びとの間ですらよくされる。
 今回の原発に限らない。『菊と刀』以来、日本は特殊な国、特殊な文化なのだ、という断定が世界中に蔓延っているし、日本人自身、そんな評価を自らの「誇り」にしている人さえいる。もちろん、独自性は常に重要だ。でも独自性と特殊性は異なる。前者は世界文化に独自の寄与をする根拠になるけど、後者は民衆連帯の妨げにしかならない。
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