オンライン寄付、会費徴収システムを考える

日本の市民団体の圧倒的多くは会員1000人以下。会員が増えない理由はさまざまに分析する必要があるが、会費の支払い方法の制約は大きな原因となっている。

多くの団体にとって、会費請求は負荷の高い仕事だ。会員を管理するデータベースもさまざまな問題をもちながら、というところが少なくない。

会員の側からしたら、1年に一度、会費請求がある、面倒だと思っているうちに払いそびれて、それっきりになってしまうというケースもある。団体の事務局からすると度重ねて請求業務をするのは事務的にも精神的にも楽ではない仕事だ。また1年に一度の請求でどかんと請求されるより毎月少しずつの方が楽という人もいるだろう。そのどかんのショックで会員辞めます、というパターンも少なくないかもしれない。しかし、手作業での会費請求と送金は月ごとはまず不可能だ。

オンライン決済を可能にすること、さらには自動引き落としを実現することで、市民団体からすれば請求漏れからくる会員減を減らせ、会員の側も送金の手間を減らすことができる(もちろん、毎年確認して出すかどうか決めるというポリシーの人はそれはそれで尊重されるべきだが)。

自動引き落とし決済の代行業者は結構数がまとまらないと割が合わないケースが多い。しかし、オンライン決済システムの側で自動引き落としを実現する方法がある。これができると安価に自動引き落としを実現できる。

オンライン寄付および自動引き落としの実現方法を考えてみた。

オンライン決済による寄付・会費徴収実現に向けて

目的
1. 一回きり(one off)の寄付を簡単にできる(さまざまな目的のための寄付)
2.自動継続の会費(auto payment)支払いができる…会費請求業務の簡略化および財政の安定、向上
3.海外からの寄付も可能にする(英語での対応および海外通貨での寄付など)

実現方法
1.ショッピングカートサービスプロバイダー(ASP)
2.専用サーバーにオープンソースのショッピングカートをインストール+オンライン決済会社と独自契約

実現方法詳細

方法1.ショッピングカートサービスプロバイダー(ASP)

自動継続は雑誌などの定期購読課金の機能を使う(その機能のあるASPは多くない。定期購読の機能で会費を集めることに使えるか確認が必要)。

この方法のメリット
・ システムのメンテナンスを任せられる
・ オンライン決済手段が豊富

この方法のデメリット
・ 自由が効かない
・ 定期購読機能のあるASPが少ない
・ 英語に対応したASPが少ない
・ 決済手数料は総じて高め(5%以上?)、月額の運用費用が高い(機能が限定されたショッピングカートなら月額1,000円程度であるが、外国語対応、定期課金機能のついたショッピングカートは月額7,000円以上?)

ASPの具体例
Live Commerceホスティングサービス…オープンソースのショッピングカート開発会社のASPサービス
http://www.live-commerce.com/hosting/
・ 会費徴収OK
・ 英語対応OK
カゴラボ…初期費用も月額費用も高い
http://www.cagolab.jp/about/index.html
・ 定期購読は可能(会費徴収に使えるか要チェック)
・ 英語は対応していない様子(記述なし)
エクスカート
http://www.xcart.jp/
・ 安い。月額1,050円〜
・ 定期課金は言及無し
・ 英語は対応していない様子(記述なし)

方法2.専用サーバーにオープンソースのショッピングカートをインストール+オンライン決済会社と独自契約

サーバーにオープンソースのショッピングカートをインストールする

Magento
http://www.magentocommerce.com/
Live Commerce
http://www.live-commerce.com/hosting/features/subscription.html

この方法のメリット
・ 自由が効く
・ 多言語対応可能
・ 月額料金などがかからない

この方法のデメリット
・ スタートアップにオンライン決済代行業者に10万円以上かかる
・ 構築の手間が大変
・ システムのメインテナンス、アップグレードなどに手間がかかる
・ 不具合出た時の対応が大変

現状の問題点

ASPサービスが安価にできればいいのだけど、今調べた範囲ではそう安くない(一度きりの寄付であればかなり安く実現できる時代にはなった)。

技術的にできる人がいれば独自にオープンソースでやっていけば運転費用などはかなり抑えられる。ただし、そういう人を確保しようと思えば人件費なども必要になってくる。

安いASPサービスが出てくることを待つしかないだろうか…。

何かいい方法があったらぜひご教示いただけると幸いです。

ジウマ・ルセフ大統領へのメッセージ:ベロモンチダム建設を中止してください

ジウマ・ルセフ大統領、

ベロモンチダムの建設を中止してください。

ベロモンチダムはブラジルの地域社会のニーズに応えるものではありません。

現に現地に住む先住民族や伝統的住民は長年強く反対の声を上げてきました。その声は無視されています。

ベロモンチダムはアマゾンの鉱物資源開発に使うものと理解せざるをえません。そしてその資源の多くは海外に輸出されます。その開発の過程で、アマゾンの生態系は大きく破壊されてしまうことでしょう。

一時的に鉱山開発でブラジルが外貨を獲得し、利益を得たとしても、アマゾンの生態系が破壊されてしまえば、長期的にみればブラジル社会にとっては大きな痛手になります。鉱山資源は永続しません。しかし、アマゾンの生態系は今後長くブラジル社会を支える資源となります。

自然を破壊し続ける開発がこのまま続けばブラジルはもちろん、世界は崩壊するでしょう。その端的な例を私たちは東京電力福島原発事故で経験しました。この事故によって日本、そして世界は放射能汚染に長く苦しむことになります。このような開発はもはや続けることができない、ということを東電原発事故は示しています。

日本列島の住民はアマゾン破壊で作られるアルミや鉄を使って便利に生活してきました。そしてそのことを十分知らずに来ました。しかし、その生活はさまざまな浪費を生み出し、世界を汚染しており、もはや維持できるものではないと思います。

ベロモンチダムがひとたび建設されれば、先住民族を初めとする人びとの失われる生活、そして森、川は戻ってきません。鉱山資源はそう長くは続きません。どちらが重要か、ブラジル社会が長く幸せになれる道はどちらか、熟慮いただき、ベロモンチダムの建設を中止するようお願いいたします。

2011年8月22日

印鑰 智哉

ベロモンチダムに反対する国際デー

8月20日にブラジル国内、22日に海外でベロモンチダムに反対する国際行動が組まれる。

日本でも何らかの行動をしたかったけれども、そこまでできなかった。何もしないというわけにはいかないので、ブラジル大使館にメッセージを送ろうと思う。

その前にベロモンチダムとは何か、何が問題なのかを簡単に振り返る。資料を参照しながら書く余裕がないので、正確さに問題があるかもしれない。

ベロモンチダム建設が計画されたのは今から30年ほど前の軍事政権時代。ベロモンチダムの建設地周辺にはブラジル社会に接触をまだ持っていない先住民族をはじめ、数多くの先住民族がいる。


大きな地図で見る

その中でも先住民族カヤポは伝統的な生活を保ちながらもブラジル社会に対して積極的にデモ反対の意思表示をしてきた。カヤポのリーダー、Raoni(ハオニあるいはラオニ)がStingといっしょにベロモンチダム反対の世界ツアーを行っていて、日本にも来ている百一姓Blogカヤポ族 呪術師長老ラオーニ、日本を行く2007

なぜ、このダム計画が問題なのか?

同じく軍事独裁政権時代に計画され、建設されたトゥクルイダムはその発電量の多くが日本の出資したアルミ精錬工場のために使われている。一方、地域に住む先住民族や伝統的住民にはこうした電気は供給されていない。このアマゾン地域はカラジャス鉱山など、鉄鉱石、アルミの原料、金など豊かな鉱山資源がある。要するにそうした鉱山開発のためのエネルギーであり、その鉱山資源は主として海外に輸出される。地域住民からすれば地域の必要などはまったく無縁。このベロモンチダムも同様だ。人口の多い地域から隔絶されたアマゾン奥地に作られる水力発電は海外の必要に応じるため、地域を破壊するために作られるエネルギーだということになる。ブラジル社会のニーズに即する限り、このダム建設は不要であるという報告もある。

こうした破壊的計画は実際に直接間接に生活に影響を与える先住民族にはまったく事前の説明がされていない。ブラジルも批准しているILO条約169号違反である。

水力発電は自然エネルギーで地球温暖化対策としても優れているとブラジル政府は強調しているが、熱帯地域におけるダムはメタンガスを大量に発生させるため、必ずしもクリーンとはいえない。しかも、水体系を大幅に変えてしまうことにより、魚を中心に川の生態系は大きく破壊される。トゥクルイダムでは大量の蚊が発生し、多大な被害が出ている。川とともに生きる生活を続けてきた先住民族や伝統的住民にとってはまさに生存の危機にさらされることになる。

このダム建設が始まると、ダム周辺で巨大な規模で森林破壊が進むだろう。そして、さらなる鉱山開発なども始まり、多くの人びとが流入していくことになる。その結果、伝統的な暮らしをしてきた人びとの生活は破壊され、多くの森林が失われ、とりかえしのつかない生態系が失われてしまう。

このダムには多くの批判があり、30年間着工されずにきた。地域の先住民族もダム建設に対しては闘って死ぬまで反対する意思表示をしている。国際社会もまたStingに加え、映画『アバター』の監督ジェームズ・キャメロンが現地をたびたび訪れ、ベロモンチダム反対の声を上げている。

アマゾン破壊で作られたアルミ缶を日本でも使っている。そうした破壊を続けるのかどうか、これは現地の先住民族の生存権のみならず、日本社会のあり方の問題でもある。

ブラジル大使館にベロモンチダム建設に反対するメッセージを送ろう!
ブラジル大使館

NHK BS「<シリーズ チェルノブイリ事故 25年>被曝(ひばく)の森はいま」を観て

NHK BSに「<シリーズ チェルノブイリ事故 25年>被曝(ひばく)の森はいま」という番組があったそうで、NHKオンデマンドで見てみました。おもしろい番組ではありました。

チェルノブイリ原発事故で周辺の生態系は一度死滅。放射線が弱くなった後に死滅したところに周辺から動植物が入り始める。
研究者がその影響について長期間の研究をしている。
その簡単な紹介といったところ。

この地で生まれ育ったねずみは放射線に耐えて繁殖できているが、つばめはずっとこの地で生活しているわけでもないのに左右の羽がつりあわない大きさになったり、生殖機能に深刻な影響が出て、この地では繁殖できずに死にゆくのみ。他の地域でまた生まれるのでつばめはチェルノブイリにも飛んでくるがその数は少ない。

ここで研究するレオニード氏はこの放射能汚染地で育った野菜を食べている。放射線がどこに蓄えられるかを徹底的に調べ、その調査を元に、安全な部位を食べるので内部被ばくもかなり避けられているという。作物によって放射能汚染を抱え込むところが微妙に異なり、ある種の果実は種に放射能を抱え込む一方、果肉はかなり安全とか。

もうちょっと突っ込んで欲しかったというか、もっと知りたいと思ったところで、番組は終わってしまいました。実際にはまだまだ研究が進んでいないのかもしれません。人類にとってほとんど経験のないことだけに(こんな研究が進むこと自身が異常で好ましいことではないのですが、核に取り込まれている現実では不可欠な研究でしょう。もっとも核と共存するための研究であればごめんです。核の被害を減らして、核エネルギー使用をやめていくために役立つのであればいいのだけど)。

東電原発事故以降、東日本では汚染のない安全な食材を求めることは困難になり、この汚染された地域の中で生きていくしかないというのが現実となっていると思います。そうであるなら汚染のない食材が得られないことを嘆くのではなく、核汚染の中でどうやって内部被ばくを避けられるのかを考えなければならなりません。

もちろん、放射線と闘うことはできないし、逃げられるのであれば逃げるべき、特に子どもや子どもを作ろうとしている若い人は可能な限り、危険な放射線の高い地域からは逃げてほしい。留学でも休学でも、なんでもいい。

東日本での食品汚染は広範囲に広がっており、長期化するでしょう。この汚染から逃げ切れない多くの人にとって放射線被曝汚染の危険の最小限化法が必要となっていると思います。

以前と同じ放射性物質を取り込みやすい作物を植えるのではなく、可食部に放射能をため込まない性質を持った作物を積極的に作るとか、さらに、内部被ばくしにくい調理法を開発するとか、そうした方法がないものか。また、同じ野菜でももっとも放射線を含まない箇所を子どもにあげ、放射線に鈍感な大人がその他の部分を食べるようにすれば少しでも将来の被害を緩和できる。また特定の部位に吸収した放射性物質は適切に処理する方法ができれば、汚染された土地の放射線量も自然に任せる以上に早く減らすことができるかもしれない。

そんな都合のいい方法がすぐ見つかるとは思わないけど、もしあるのであれば早急に生産者と消費者の手で実現に移したいところだと思います。食文化も新しく作らないといけないかもしれない。市場に任せていてはまず実現できない。国にもほとんど期待はできない。そんな時に生協や共同購入のネットワークが役立ってくれないかと強く思う次第です。もちろん、われわれの目の前にある課題はそれだけで解決するような規模のものではないと思いますが、それらが一つの媒介者として、国や市場を動かすことができれば、大きな力になりうるし、そうしないと未来がないとさえ思えてきます。

福島原発事故情報共同デスク、集会・イベント・Ustream情報ページ

福島原発事故情報共同デスク、集会・イベント・Ustream情報ページを作りました。まだ本当は公開前なのだけど、Twitterなどを通じてすでに知られ始めているので、不備を恐れず、説明を書くことにしました。

http://2011shinsai.info/event/

市民運動団体共同で各地のイベント情報を共有していく予定です。編集体制整ったら、より多くの人に参加を求めていく形が取れると思います。

イベントカレンダーの分類のところで、たとえば北海道を選ぶと
http://2011shinsai.info/event/2011/04/19/month/all/5/

北海道で開催されるイベントだけを表示することができます。

Usream番組表をクリックしたらUstreamの予定だけのカレンダーを見ることができます。

また、この共同デスクのサイトで表示するだけでなく、ご自身のブログやWebサイトなどでも最新のイベント情報を掲載できるようにしてみました。

たとえば、

<iframe src=”http://2011shinsai.info/feed.html?furl=http://2011shinsai.info/event/feed&num=6″
width=”280″ height=”600″ frameborder=”0″
style=”padding:0;font-size:0.8em;padding:0″>
</iframe>

とすることでもっとも近日中に開かれる6つのイベントをお好きなサイトで表示することができます。上記の例では幅が280ピクセル、高さが600ピクセルになっていますがこれは自由に変えてください。

またnum=のところを変えることで表示する集会の数を変えることが可能です。

お作りのサイトの文字コードがShift_JISであれば

<iframe src=”http://2011shinsai.info/feed.html?furl=http://2011shinsai.info/event/feed&num=6&char=sjis”
width=”280″ height=”600″ frameborder=”0″
style=”padding:0;font-size:0.8em;padding:0″>
</iframe>

EUC_JPをお使いであれば

<iframe src=”http://2011shinsai.info/feed.html?furl=http://2011shinsai.info/event/feed&num=6&char=euc”
width=”280″ height=”600″ frameborder=”0″
style=”padding:0;font-size:0.8em;padding:0″>
</iframe>

としていただければできるはずです。

このサイトでもページの右下に表示してみました。

もし文字化けなどあったら、ご連絡ください。

なお、共同デスクのすべてのアップデートはTwitter経由で知ることができます。
http://twitter.com/_0l

より効果的に集会、デモ、イベント情報を広められるようにできればと思います。

北海道、東北など、地域を限定した最新イベント情報もニーズが多いようでしたら、作ることを考えます。

どうぞよろしくお願いいたします。

WikiLeaksのように弾圧されても回し続けるWebサイトを作る方法

WikiLeaksのサイトがAmazonから追い出され、放浪した時があった。しかし、すぐに、http://wikileaks.ch/が立ち上がり、しかも世界各地にそのミラーが作られ、もう米国政府といえども、もはや弾圧しきれない状態が作られてしまったことは記憶に新しい。

日本でも同じような事態が起きないとは限らない。以前、働いていたNGOではISPに置いたサーバーのデータは事務所のイントラネットのサーバー上で同期させていたが、それでも両方とも押収されてしまう可能性もある。政治的な弾圧でなくとも、たとえばサーバーを置いていた場所が火災や地震でデータがすべて失われるかもしれない。

どのように対処するか?

望ましいのは地理的に離れた安全な複数の場所でWeb用のデータを同期させておくことだろう。

rsyncというディレクトリー単位でデータの内容を離れたサーバーの間で同期するツールがあり、Linuxのサーバー同士だと、簡単に同期させることが可能だ。圧縮して暗号化して同期できるので、安心して使うことができる。WikiLeaksのミラーもこのrsyncを使って行われている。

しかし、問題なのはそうした地理的に離れた複数のサーバーを使える人・団体は多くないことだ。また仮に確保できたとしても、バックアップサーバーのデータにアクセスする方法をどのように確保できるか? 誰もがアクセスできる状態にすればそのバックアップサーバーのリスクを高めることにもなる。限られた人だけがデータにアクセスできるのであればその人たちが動けなくなった時におしまいだ。

あれこれ考えたのだけど、以下のような方法はどうだろうか?

Windows、Mac、Linuxで使うことのできるTrueCryptを使ってデータを暗号化し、Dropboxに必要なデータを保存する。DropboxもまたWindows、Mac、Linuxに対応しており、動作も安定している。

巨大なサイトだとDropboxが無料で使える容量を超えてしまうかもしれないが、たいていのサイトであれば十分無料の範囲で利用可能だろう。

しかも、そのデータはLinuxのわからない人でもDropboxで使うメールアドレスとパスワード、それから暗号化を解くパスフレーズがあれば手にすることができて、別のサーバーにぶち込めばそれでサイトを継続することが可能になる。複雑なCMSを使っているということがなければすぐに回復できるだろう。

  1. Webのディレクトリーのデータをtarを使って、バックアップディレクトリーに圧縮コピーする。
  2. MySQLのデータはmysqldumpなどを使って、書き出す。
  3. 上記の2つのファイルは別ディレクトリーにファイル名に日付を加えて保存する。月名は加えずにおくので、最低1月は過去のデータが残る。上記の処理をすべてシェルスクリプトにして、crontabで毎日定時に実行させる。
  4. 最新版は暗号化した上、DropBoxディレクトリーに保存する。

Dropboxの容量が十分確保できれば最新版だけでなく、バックアップできるといいけれども、容量が心配になってしまうかもしれない。

備忘録をかねて、サーバーへのDropboxのインストール方法(コマンドラインオンリー) (英文)

問題はTrueCypt。サーバー上で使うのはやややっかいかな。tarの暗号は弱そうだし、encfsであればとりあえずはOKだろうか。Linuxの他、MacではOK。Windowsでも使えそう(かな?)。
Dropbox+encfsで暗号化したファイルをMacとUbuntu/Linuxで同期してみる

他にいい方法あったら教えてください。

データさえあれば、いざという時にはWikiLeaksと同じようにrsyncで同期させてもらえるサーバー運営者とのネットワークを作って、ミラーサイトをいっぱい作ることは可能なはずだけど、その際には別のサーバー管理者にCMSのインストールをお願いするわけにはいかない。

CMSで運用している場合でも、データベースを前提とせずにすべてスタティックなHTMLファイルに書き出しておいて、単純なファイルの同期だけで済むようにWebサーバーの設定を変更しておくべき。URIの最後に?id=…のような変数がつく形ではなく、静的なpagetitle.htmlのような形でURIを書き換えられるようにWebサーバーを設定して、その静的なファイルを書き出しておけば、それは可能。この件はSEO対策でよく言われるが、それだけでなく、重要なことだろう。
wgetを使えば、サイト全体をテキストファイルで書き出せる(ただし、リンクされていないページは書き出せないけど)。

ただし、データを更新したりするためにはその作られたページのデータだけでは困難なので、やはりバックアップの基本はCMSを使っている場合はデータベースファイル&Webディレクトリーのファイルのバックアップとなるでしょうね。

追記:2011/03/08 encfsやTrueCryptでやるまでもなく、すでに標準でインストールされているGnuPGでやるのがよさそうだ。TrueCryptなどの場合、まず仮想化させるディスク容量を決める。Dropboxぎりぎりのサイズで作ればアップデートするたびにその2GBをやりとりしなければならない。これは重い。かといって小さく作ればその容量の中に入るかどうかいつも気にしていなければならない。GnuPGはファイル単位で暗号化してくれるので、そんな心配がない。ファイルの多いディレクトリーごと保存するという場合はともかく、今回はtarで1つのファイル、MySQLで1つのファイルしかないのだから、GnuPGでやるのが効率がよさそう。しかもだいたい標準で入っているので何も新たにインストールしなくていいし、Linuxはもちろん、Windows、Macにも対応している。信頼感もある。

ADSLとドアフォンの共存方法

つまらないことなのだけど、同じことで他の人が時間を浪費しないようにメモしておきます。

とあるところにADSLを導入することになり、ISPと契約してモデムが送られてきた。電話線にADSLモデムをつなぎ、ADSLから電話機に接続する。ADSLはすぐにつながり、電話機も問題なし。あっという間。ここまではよかった。問題はその電話機がドアフォンともつながっていたこと。

ドアフォンがつながらない、と言われて、配線よく見たら、ドアフォンアダプターからは6極6芯のケーブルになっている。ADSLは入力も出力もどちらも2芯だからドアフォンがつながらないのはあたりまえ。

それならスプリッターかませればいいのだろう、とスプリッターを店に見に行ったけど、どのスプリッターも入出力2芯(それが当たり前なのだけど)。ドアフォンアダプターからは6芯の出力しかない。

インターネット上の情報検索したらかえって混乱した。アダプター自作しろとか。しかし、実際、きわめて簡単だった。

ドアフォンアダプターを壁から外したら2芯の電話線がドアフォンアダプターの背面につながっていて、その電話回線に加えてドアフォンからの4本の導線が加わって出力には都合6芯となっているのだった。だから、スプリッターはこの電話線とドアフォンアダプターの間につなげばいい。スプリッターとの入出力で電話回線2本分出し入れするだけなので、改造も不要。ADSLも通常通りスプリッターとつなげばOK。

ドアフォンも問題なく動き、インターネット接続も快調。

Help us for the information on the struggle against GM technologies in the world

The Japanese government is going to authorize GM soya cultivation inside Japan?

The Japanese government will have a bilateral negotiation with the USA on TPP (Trans-Pacific Strategic Economic Partnership) in the middle of January. The USA government should be pushing the Japanese government to authorize GMO production inside Japan. At the same period, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries of Japan (MAFF) has started asking public comments on authorization of cultivating genetically modified soya inside Japan by January 22nd.

Unfortunately the mass media in Japan don’t report on the GM issues. The problems caused by GM soya in Paraguay, Argentina and Brazil are not reported. They don’t report how Indian farmers are suffering from the imposed GM industry nor how European are fighting against the pressure by the US governments and multinationals such as Monsanto.

GM industry may successfully open the gate in Japan because there are few resistants although the most of Japanese don’t like GM technologies. We, Japanese eat soya and consumers care about whether soya is GM or not. But most of them don’t know most of salada oil is made from GM canola. There are no strict compulsory labeling regulations on the GM foods in Japan.

Information project to let the Japanese consumers and farmers to know what GM causes in the world

That is why we have started an information project to let the Japanese consumers know what GM is causing problems in the world.

Please let us know the most important incidents on the GM industry and the victory and the struggle in your country against the GM technology, such as the URL of web pages.

We will make a short introduction in Japanese to the information you provide.

Would you kindly send the URL and short explanation why it is so important from the following info form? -> info form via Google Docs.

Thank you for your help in advance,

In solidarity,

INYAKU Tomoya on behalf of the information project