イタリアで画期的な有機農業(水産業含む)推進法「有機的方法を使用した農業、農産食品および水産養殖生産の保護、開発および競争力のための規定法」が3月3日に成立した。 “イタリアで有機農業推進法成立:汚染税を汚染企業に” の続きを読む
国会での追及:みどりの食料システム戦略
昨日、参議院地方創生及び消費者問題に関する特別委員会でのやり取り、今後に関わることがあると思うので、メモしておきます(正確な文字起こしではありません、ビデオでお確かめを)。
質疑に立ったのは川田龍平参議院議員。 “国会での追及:みどりの食料システム戦略” の続きを読む
世界での最近出来事 その2
昨夜、世界の注目すべき動き、いくつかリスト化したのだけど、あまりに足りないので追加。 “世界での最近出来事 その2” の続きを読む
多国籍企業による食のシステムの乗っ取り
タネから流通まで、そして食のあり方まで巨大企業が乗っ取る、国連を乗っ取り、各国政府の政策まで決めていく。今、そんな動きがはっきり見えてきた。遺伝子組み換え企業だけでなく、今やAI、ビッグデータ、インターネット企業、金融セクターが結びつき、この乗っ取りが動き出している。
国連は世界食料危機を契機に、食の政策については農民団体、市民組織に開かれた制度改革を打ち出し、小規模家族農業と生態系を守るアグロエコロジーの2つを柱する政策に大きく転換していた。世界で有機農業、化学肥料や農薬への規制が大きく進んだ。この流れを大きく変えるために、遺伝子組み換え企業=化学企業が中心となり、大きな企てをしている。 “多国籍企業による食のシステムの乗っ取り” の続きを読む
国連食料システムサミットに反対する世界の学者たち
ビル・ゲイツの国連乗っ取りに世界の研究者たちがノーのオンライン署名開始。 “国連食料システムサミットに反対する世界の学者たち” の続きを読む
みどりの食料システム戦略:パブリックコメント
あれこれ書いていながら僕自身はまだパブコメ送っていません。パブコメをめぐってどんな問題があるのか探ることを優先してきました。実際に送るコメントは相手に影響を与え、採用を考えてもらえる必要があり、書き方は難しいですね。模範的な書き方にはならないですが、僕なりに書いてみました。そして送りました。 “みどりの食料システム戦略:パブリックコメント” の続きを読む
A Long Food Movement:食を取り戻すために
この20年は有機農業の20年といってもいい。有機市場は5.5倍近くに拡大し、多くの国が生態系を守るアグロエコロジーを政策に採用し、国連もその推進に転じた。化学肥料や農薬を減らす政策が各国で始まっている。 “A Long Food Movement:食を取り戻すために” の続きを読む
有機農業の離陸と公共調達政策
公共のお金(税金)が何に使われるべきか、特に公共調達と言われる部門。学校給食がその典型。税金を人びとのために使うのは当たり前であるべきなのだけど、実際に巨大企業に流れるように変えられつつある。水道の民営化がそうであるように。
人びとの目が行き届かないところで、人びとのお金が巨大企業に吸い込まれる。サービスは悪化し、高くなる。これを民主化して、人びとが望む方向に変えようという動きは今、世界各地で、地方自治体中心に大きくなりつつある。
一方で、この公共調達分野、特に学校給食の分野ではかなり前から世界各地で取り組みが始まっている。その端緒はEUが2008年に緑の公共調達(Green Public Procurement)を始めたことだろうか? EU諸国では公共調達での有機化目標を定め、これがその国での農業の有機化を進める上で底上げする力になっている(1)。 “有機農業の離陸と公共調達政策” の続きを読む