45倍も強毒化?! ラウンドアップの新成分

 ラウンドアップはずっと進化を続け、現在の新しいラインナップは以前のものよりなんと45倍も効く、おっと違った。45倍も人体に毒性が高いって…絶句。知らない間に強毒化が進んでいた。
 
 バイエルはモンサントを買収してモンサント社のラウンドアップ訴訟も引き受ける羽目になったが、その米国での訴訟の中で2023年から消費者向け製品から発がん性物質であるグリホサートを除去すると発表した。そこでバイエルはラウンドアップの主成分を4つの化学物質で置き換えたと発表した。
 しかし、Friends of the Earthが2024年に市販されているラウンドアップを試験したところ、7つの製品からグリホサートが検出された。つまり、バイエルの約束はウソとなってしまったことになる。さらに、置き換えたその4つの化学物質はグリホサート以上に長期的、生殖に関わるリスクをはるかに高くするものであり、その2つはEUでは禁止されている物質だった。
 この新製品に新たに加えられた化学物質はジクロミド、フルアジホップ-P-ブチル、トリクロピル、およびイマザピックで、すべて、EPAの安全評価でも、グリホサートよりも長期的および/または生殖に関する健康問題のリスクが高いという。ジクワットジブロミドとイマザピックはEUで禁止。すべての新しいラウンドアップに存在するジクワットジブロミドは、慢性暴露の点でグリホサートより200倍毒性があり、非常に危険な農薬である。
 
 この新製品が日本で売られているのか、どうかまだ未確認だが(それとも日本は古い在庫一掃専門? 米国でグリホサートが売れなくなったから米国ではグリホサートをやめる、日本ではそのまま古い製品を売るという形?)、グリホサートはやめたと言いつつ、グリホサートは残っているばかりか、より強毒化したラウンドアップに変えるというバイエル・モンサントという企業、まったく信用ならない。

New Roundup, New Risks
https://foe.org/resources/new-roundup-new-risks/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA