ブラジルが遺伝子組み換えサトウキビを承認したことについて、その危険性について6月10日に少し書いた。
この承認、やはりプロセスにおいても相当大きな問題を含んだものであったことがはっきりしてきた。
この承認を行ったブラジル国家バイオセキュリティ技術委員会(CTNBio)のメンバーの中に利益相反があり、まったく透明性を持たない審議で、ブラジル公共省からも勧告を受けていた。そしてその承認する会議も反対運動をシャットアウトするために厳重な体制の中で行われた。
環境省はこの承認に反対している。しかし、利益相反して、遺伝子組み換えトウモロコシ開発側に立つ委員会メンバーの賛成により、世界初の遺伝子組み換えサトウキビは承認されてしまった。
Cana transgênica: especialistas criticam liberação comercial
Na mira do MPF, irregularidades na CTNBio vêm à tona com a cana transgênica
遺伝子組み換えサトウキビの承認がもたらす被害は他の遺伝子組み換え作物よりも重大かもしれない。その内容については以前書いた記事を参照していただきたい。