アルゼンチンで進むモンサントの巨大な遺伝子組み換え種子工場の建設を止めるために、住民たちが座り込みの闘争を始めてから3ヶ月がたった。
この間に座り込む人びとに暴行、脅迫が加えられた。特に娘を亡くしてモンサントの遺伝子組み換え大豆の耕作による害を調べ、農薬の空中散布の規制を実現して、ゴールドマン環境賞を受賞したソフィア・ガティカさんには殺害脅迫まで届いている。しかし、誰としてひるむことなく、抵抗は続いている。
この抵抗に若者の音楽グループ、ペロ・ベルデが “モンサント 出てけ” という素晴らしい音楽で若者を鼓舞する。まずはご覧いただきたい。
このビデオでも抵抗の先頭に立つソフィア・ガティカさんの姿が出てくる。彼女は娘の死んだ理由に納得がいかず、周辺の母親に話しをして、その町が全国平均の41倍のガン患者を出していることを調べ出す。詳しくは 遺伝子組み換え大豆の農薬空中散布を止めた母親たちをご覧いただきたい。
遺伝子組み換え大豆の耕作によって、どのような健康被害が出ているかについてはアルゼンチン、遺伝子組み換え大豆の農薬噴霧で居住不能になった町をご覧いただきたい。
ここで耕作される大豆は95%が外国に輸出される。その大豆もまた毒に満ちている。その毒に満ちた大豆を家畜や加工食品を通じて、私たちは食べている。私たちがその毒を食べることは、それを育てる大地で多くの人を農薬で犠牲にすることにつながっている。どちらも拒否しよう!
このおかしなシステムに警鐘を鳴らしてくれたペロ・ベルデの音楽を、アルゼンチンの人びとだけでなく、日本の人にもぜひ聞いてほしい、ということで日本語版を作ることができた。ぜひ、ぜひ多くの人に共有してほしい。
2014年1月11日追記:1月8日にアルゼンチンの地方裁判所はモンサントの種子工場建設が憲法に違反しているとして環境影響評価書を作成するまで建設停止を命令した。現在、建設は止まっている。
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