とても大事な本が出た。アイウトン・クレナッキ『世界の終わりを先延ばしするためのアイディア』国安真奈訳(中央公論社)(1)
タイトルそのものの本だと思う。今、多重の同時危機が世界を襲う中、まさにこのアイデアが生かせるかに私たちの未来がかかっている。でも、ノウハウ本ではない。彼の語る短いエッセイを受け止めて、我が物にできるかどうかにかかっている。
アイウトンはブラジルの先住民族クレナッキのリーダーだ。 “アイウトン・クレナッキ『世界の終わりを先延ばしするためのアイディア』” の続きを読む
チリの制憲議会選挙、女性が過半数を上回る!
チリの制憲議会選挙、すごすぎませんか? 右派・新自由主義派が大敗北、軍事クーデタで米国の新自由主義勢力の影響下に作られた憲法に対して、民主的な憲法を作る勢力が3分の2以上を採って、新たな一歩、というだけですごいのだけど、女性候補者の得票割合が過半数をはるかに超した(1)。世界史上初なんでは?(2)
メキシコやペルーでの遺伝子組み換え企業との闘いでの快挙
インドとイタリアの朗報を書いて、メキシコやペルーの朗報を書かないとあまりに不公平だと思うので、昨日の続きを書く。
エクアドルで史上最悪の人権侵害事件を日本人企業が引き起こす?
「エクアドルで史上最悪の人権侵害事件、それを引き起こしたのは日本企業」という南米からの告発が届く(1)。告発されているのはFurukawa Plantation C.A.という企業。古川拓殖株式会社のことを差すようだ。 “エクアドルで史上最悪の人権侵害事件を日本人企業が引き起こす?” の続きを読む
先住民族の現代社会への貢献
先住民族を理想化、神秘化して描くつもりはないが、先住民族が人類に与えている貢献は巨大で、それをしっかり理解することは容易ではないことは確かだと思う。 “先住民族の現代社会への貢献” の続きを読む
TPPに抗するチリの人びと
TPP11参加承認に対して、チリでの闘いが続く。 “TPPに抗するチリの人びと” の続きを読む
再び「モンサント法案」が駆け巡るー日本も危ない
相次ぐ裁判や規制の強化で窮地に陥るモンサント・バイエルを救済する通称「モンサント法」が今後、世界各国で続々と再び出てくる可能性がひじょうに高い。 “再び「モンサント法案」が駆け巡るー日本も危ない” の続きを読む
世界化する農民の種子を守る運動
農民の種子の権利を奪う動きが世界化する中で、その動きに対して農民の種子の権利を守るための活動も世界化している。
ラテンアメリカ・カリブ海諸国16カ国の農民・先住民族組織の代表が農民の種子の権利を守るために、ブラジルに集まり、4月17日から20日まで協議を行った。FAOの食料・農業植物遺伝資源条約事務局や、ブラジルやエクアドルの政府代表者も参加している。 “世界化する農民の種子を守る運動” の続きを読む