11月に妥結と言われるRCEPはTPPよりも危険?

 RCEPは種子をより企業の所有物にしていく可能性がある。大問題。

 11月にも妥結すると報じられているRCEP、東アジア地域包括的経済連携だが、なぜか日本ではあまり騒がれない。TPPは日本の公共圏(食、医療、教育、福祉、水道などなど)を多国籍企業の餌食に供してしまうとして大きな反対の声があがったが、RCEPはもっとTPPよりも危険な条項を含んでいる。
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「アマゾンが燃えている本当の理由を知っていますか」 ビデオニュース・ドットコム

 自分じゃ恥ずかしくて絶対見たくないものを人に見て、というのもなんかとっても矛盾しているのだけど、先日収録されたビデオニュースです。
https://www.videonews.com/marugeki-talk/967/
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遺伝子組み換えをめぐる世界での攻防

 2015年には28カ国あった遺伝子組み換え作物栽培国は2017年には24に減少。もはや先進国で遺伝子組み換え栽培国の増加が見込めなくなった遺伝子組み換え企業はアフリカやアジアに矛先を定める。アフリカは長いこと、遺伝子組み換えの押しつけをはねのけてきた。遺伝子組み換え食用作物を大規模に栽培しているのは南アフリカくらいに過ぎない。ブルキナファソは遺伝子組み換えコットン栽培を開始したが、品質が大幅に悪化したため、巨大な損害を被り、モンサントを告訴。その後、栽培を禁止した。そもそも気候が米国とは異なるアフリカで米国で開発された遺伝子組み換え種子がうまくいくと考える方がどうかしている。 “遺伝子組み換えをめぐる世界での攻防” の続きを読む

多国籍企業を罰せる国際条約、制定作業が進む

 種子を奪い、水道を奪い、教育を奪い、年金を奪い、医療を奪い、卸売市場も奪い、気候変動を激化させ、多くの生物を絶滅に追い込み、人びとの命が奪われる。公共の富はどんどん多国籍企業に奪われていく。多くの人びとの生活はより厳しくなる。しかし、奪っている側は決して傷つくことがない。なぜならばそれを規制する仕組みがないから。 “多国籍企業を罰せる国際条約、制定作業が進む” の続きを読む

語られないアマゾン森林火災での日本の関与

 アマゾンの森林火災について日本のマスメディアはもう語らなくなってしまうのか? でもこれは消費される情報商品ではない。9月に入っても前年比96%森林破壊が増え、昨年の1月〜9月合計と比べても93%破壊増加になっている(1)。
 アマゾンとそこに住む先住民族の生存がこの地球における人類全体の生存可能性と大きく関わるだろう。しかし、アマゾンの森林が燃やされ、先住民族が襲われる。日本政府はこの開発に大きな関わっているのにも関わらず、マスメディアはその関連を報道しない。 “語られないアマゾン森林火災での日本の関与” の続きを読む

民間企業のために廃止した種子法、民間企業は動かず

 台風によって広域で深刻な水害が起きた。多くの水田が洪水にまみれた。収穫が終わる前であれば来年の種籾が流されてしまったかもしれない。

 種子法が廃止されて1年半が経つ。農水省は2017年11月に次官名で通知を出し、都道府県は民間企業が参入が進むまでは種子事業を継続し、民間企業に自治体が持つ知見を移譲せよ、としている。それはどれくらい進んだのか? “民間企業のために廃止した種子法、民間企業は動かず” の続きを読む