これを卑劣と呼ばなくして何と呼ぶことができるだろうか? 日本政府はグリホサートの残留許容量を大幅に緩和するために6月にパブリックコメントを行い、8月から実施を見込んでいたものと思われる。 “日本政府、グリホサートの残留基準値を大幅緩和” の続きを読む
日本は一気に遺伝子組み換え王国に?
つくば特区、県など計画 健康物質含むトマト栽培
甘味作用のタンパク質 量産技術確立目指す
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15141135957139 “日本は一気に遺伝子組み換え王国に?” の続きを読む
数値で見る農業モデルと種子
イデオロギー・思想の闘いは得てして不毛な結果しかもたらさない。実際に人びとの行動を変えるのはある具体的な事実であることが多いと思う。具体的な指標で比較した時、明確にその差が出る時、人びとの行動は変わっていく。
農業生産はどうあるべきか考えてみる。 “数値で見る農業モデルと種子” の続きを読む
ジンバブエでの種子の運動
アフリカにおける農民の種子の権利の制限はここ数年で急激に進んでいる。2014年7月、アフリカ17カ国が加盟するアフリカ知的財産機関(ARIPO)が農民の種子の権利を規制し、種子企業の特許を守らせる国際条約であるUPOV1991条約に加盟し、2015年にはアルーシャ議定書(Arusha protocol)がタンザニアで締結され、タンザニアやマラウイなど署名した国では農家間の自由な種子のやりとりはもはや犯罪として規制されることになってしまった。 “ジンバブエでの種子の運動” の続きを読む
国連総会「家族農業の10年」(2019ー2028年)を採択
国連総会は全会一致で「家族農業の10年」(2019ー2028年)を採択した。 “国連総会「家族農業の10年」(2019ー2028年)を採択” の続きを読む
多国籍企業を規制する国際条約の制定をEUが妨害
世界をより危険な方向に導くものこそ、多国籍企業による政治の支配。多様性を確保しなければならない種子を単一のものに変え、世界の人びとにさまざまな慢性疾患を生み出し、世界の資源を独占し、環境を破壊し、格差を拡大し、地域紛争をもたらす。そしてそれを防ごうという人びとの動きを妨害する。
現在、日本の政治が国会を離れ、多国籍企業から首相官邸・規制改革推進会議などへの司令をもとに動いてしまっている実態も見えてきた。 “多国籍企業を規制する国際条約の制定をEUが妨害” の続きを読む
バイオ兵器の危険
バイオテクノロジーと戦争は切り離せない。戦争技術として爆弾や生物兵器が作られ、それから化学肥料や農薬が生まれてくる。戦争産業として政府との関係を密接にしていく化学企業はやがて遺伝子組み換え技術を開発。しかし、この技術は農薬を売る企業にとっては利益があるが、農家にも消費者にも利益を与えないとんでもないものだった。そして、時代はさらに第2世代の遺伝子組み換え技術としてゲノム編集やさらには究極の遺伝子組み換えとよばれる合成生物学を生み出した。特に後者はこれまでの遺伝子組み換えが既存の遺伝子のコピーアンドペーストや、遺伝子のスイッチのオンオフによるもので、基本的に既存の遺伝子に何らかの手を加えるものだったのに対して、後者はコンピュータ上でDNAを設計し、生命を作り出してしまう。すでに藻のような簡単な生命体を作り出し、油、バニラに相当する物質を生産することが実現できており、商品化もされているといわれている。 “バイオ兵器の危険” の続きを読む
住友商事の子会社が人権侵害
バナナ・プランテーションにおける人権侵害は大きな問題となってきた。危険な農薬を浴びることによる健康被害、長時間労働、不払い、労働組合結成の妨害、最悪の場合には労働者の殺害まで多くの人権侵害が生まれてきた。 “住友商事の子会社が人権侵害” の続きを読む