バイオパイラシーとは盗みであり、新たな植民地化を許してはならないという力強いバンダナ・シーバの講演の後、バイオパイラシーの具体例についてのセッションに移った。
最初はアマゾンのブラジル(アクレ州)、ペルー国境をまたがって生きている先住民族アシャニンカのベンキ・ピアンコ・アシャニンカ(Benki Pianko Ashaninka)氏が証言した。 “バイオパイラシー問題を考える:ピープルズ・サミットでのセミナーから(その2)” の続きを読む
社会を民主化するにはまず食から情報を民主化しよう!
バイオパイラシーとは盗みであり、新たな植民地化を許してはならないという力強いバンダナ・シーバの講演の後、バイオパイラシーの具体例についてのセッションに移った。
最初はアマゾンのブラジル(アクレ州)、ペルー国境をまたがって生きている先住民族アシャニンカのベンキ・ピアンコ・アシャニンカ(Benki Pianko Ashaninka)氏が証言した。 “バイオパイラシー問題を考える:ピープルズ・サミットでのセミナーから(その2)” の続きを読む
Rio92と20年経ったRio+20を比べた時、何に違いがあるだろうか? “バイオパイラシー問題を考える:ピープルズ・サミットでのセミナーから(その1)” の続きを読む
ブラジルに多くのNGO、市民運動関係者がやってくるのは20年ぶり。何を感じてくれたかとっても気になる。
ブラジルや南米の運動の魅力は何かと言われると、ひと言でいうのは難しいけど、日本では抽象的な思考の中にしか存在しないことが実際に実践されているということではないか、という気がしてならない。
しかし、たとえば資本主義から離脱しよう、というと日本ではひどく古びたスローガンかイデオロギーだと言われるのが筋だろう。日本では何やかにやの保護がベールになっていて、結局、資本主義の本質が曖昧にされてしまう。そこに多くの人たちが疑問を感じることは少ないかもしれない。でも逆にここブラジルや南米ではその保護が存在しない。多くの先住民族や小農民は露骨な暴力を多国籍企業やそれと一体となった大地主勢力によって日常的に受けている。彼らが資本主義の終焉をと叫ぶのは決して抽象的な絵空事ではなく、毎日繰り広げられる日常の叫びと言えるだろう。
実際に連帯経済という実践をブラジルの民衆運動は作り出したし、今や連帯経済は小さな草の根運動であることをやめて、国をも巻き込んで社会の大きな実体あるものとなりつつある。いわゆる企業中心の資本主義社会とは異なる道を作り出しつつある。そんな彼らの実践を見るのは楽しいし、未来を感じる。
一方、日本ではそうした動きはまだまだ弱いし、企業のプレゼンスがあまりに大きく、無意識のうちに企業的思考にマインドコントロールされてしまう。頭の中をいったんリセットして、あるがままの動きを感じてくれれば得るものは大きいに違いないのだけど、もし、頭の中にある日本の図式を南米にあてはめるとしたらあまりに悲しい結果になってしまうだろう(日本に限らず北の側の市民に陥りやすい構図)。
ピープルズ・サミットの全体集会に参加して、その民衆力とでもいうべきエネルギーに触れて、その力の大きさをあらためて感じた。たぶん、首相官邸を埋め尽くす人びとも同じものを感じたのではないかと思う。南米では民衆運動はその力をすでに向ける方向を定めていると思う。その方向を語る言葉としては日本語では陳腐な響きしかないかもしれないけれども、すさまじく大きな流れになっていると気がつけば気にもならなくなるだろう。それを日本に持ち帰ることができたらこの旅には意味があったことになる。
もうほとんど終わりに近づき、22日に開かれるセミナーはほとんどない。行ったけどキャンセルの可能性もある。
10:00-14:00まで全体会議があるというが、場所が書かれていない。たぶん、Plenária 1からPlenária 5の5つで分散開催されるのではないかと思う。詳細はわからない。
20日は行動の日。カンデラーリア教会に午後2時から集まりデモが行われる予定。
21日の会議など
本日の注目すべき(と私が考える)会議、イベント。オリジナル(ポルトガル語)はCúpula dos Povosへ
言葉の関係でポルトガル語やスペイン語のわからない日本人には役立たないものが多くなるかもしれないけど、どんなことがやられているのかを理解する上では意味があると思うのであえて載せます。ご容赦。
本日の注目すべき(と私が考える)会議、イベント。オリジナル(ポルトガル語)はCúpula dos Povosへ
言葉の関係でポルトガル語やスペイン語のわからない日本人には役立たないものが多くなるかもしれないけど、どんなことがやられているのかを理解する上では意味があると思うのであえて載せます。ご容赦。
ごめんなさい、以下昨日のものでした。今日のイベントと書かれたページから抽出したのだけど、今日の18日に更新されていませんでした。
Via Campesinaや小農民への適正技術の支援を行うAS-PTAなどの団体が明日、遺伝子組み換えや農薬について、ピープルズ・サミットのテントCで朝9時から午後6時まで討論予定。
英語の翻訳などがあるかどうかは不明。