国連総会は全会一致で「家族農業の10年」(2019ー2028年)を採択した。 “国連総会「家族農業の10年」(2019ー2028年)を採択” の続きを読む
多国籍企業を規制する国際条約の制定をEUが妨害
世界をより危険な方向に導くものこそ、多国籍企業による政治の支配。多様性を確保しなければならない種子を単一のものに変え、世界の人びとにさまざまな慢性疾患を生み出し、世界の資源を独占し、環境を破壊し、格差を拡大し、地域紛争をもたらす。そしてそれを防ごうという人びとの動きを妨害する。
現在、日本の政治が国会を離れ、多国籍企業から首相官邸・規制改革推進会議などへの司令をもとに動いてしまっている実態も見えてきた。 “多国籍企業を規制する国際条約の制定をEUが妨害” の続きを読む
バイオ兵器の危険
バイオテクノロジーと戦争は切り離せない。戦争技術として爆弾や生物兵器が作られ、それから化学肥料や農薬が生まれてくる。戦争産業として政府との関係を密接にしていく化学企業はやがて遺伝子組み換え技術を開発。しかし、この技術は農薬を売る企業にとっては利益があるが、農家にも消費者にも利益を与えないとんでもないものだった。そして、時代はさらに第2世代の遺伝子組み換え技術としてゲノム編集やさらには究極の遺伝子組み換えとよばれる合成生物学を生み出した。特に後者はこれまでの遺伝子組み換えが既存の遺伝子のコピーアンドペーストや、遺伝子のスイッチのオンオフによるもので、基本的に既存の遺伝子に何らかの手を加えるものだったのに対して、後者はコンピュータ上でDNAを設計し、生命を作り出してしまう。すでに藻のような簡単な生命体を作り出し、油、バニラに相当する物質を生産することが実現できており、商品化もされているといわれている。 “バイオ兵器の危険” の続きを読む
住友商事の子会社が人権侵害
バナナ・プランテーションにおける人権侵害は大きな問題となってきた。危険な農薬を浴びることによる健康被害、長時間労働、不払い、労働組合結成の妨害、最悪の場合には労働者の殺害まで多くの人権侵害が生まれてきた。 “住友商事の子会社が人権侵害” の続きを読む
農水省、新たにモンサントの遺伝子組み換えトウモロコシ承認
またため息が出てしまうけれども、農水省は新たにモンサントの遺伝子組み換えトウモロコシの1品種、絹糸抽出期における高雌穂バイオマストウモロコシ(識別名MON-87403-1)を飼料用、食品用、栽培用に承認。これで農水省が日本での耕作を承認する遺伝子組み換え作物は133品種になった。 “農水省、新たにモンサントの遺伝子組み換えトウモロコシ承認” の続きを読む
欧州委員会、バイエルによるモンサントの買収に反対表明
欧州委員会が先週金曜日、バイエルによるモンサントの買収に正式に反対を表明した。 “欧州委員会、バイエルによるモンサントの買収に反対表明” の続きを読む
WTO閣僚会議:EU-Mercosur 農民の種子の権利を奪う最終合意ならず
WTO閣僚会議が終わった。日本でどんな報道がなされたのか、調べる余裕もないけれども、多国籍企業中心の世界に変えようとする動きに対して世界からの市民運動が集まり、抗議行動が行われている。 “WTO閣僚会議:EU-Mercosur 農民の種子の権利を奪う最終合意ならず” の続きを読む
日本、新たにモンサントの遺伝子組み換え大豆3品種の承認へ
世界で遺伝子組み換え食品を断トツのトップで承認しまくる日本政府、また新たにモンサントの遺伝子組み換え大豆3品種の承認のためのパブリックコメント。 “日本、新たにモンサントの遺伝子組み換え大豆3品種の承認へ” の続きを読む