朝日新聞がまた環境破壊企業礼賛記事を流す。ユーカリ植林は森ではない。

 朝日新聞が書くブラジル情報は絶対に信用してはならない。黒を白と言いくるめる記事を何度も見てきた。世界一生物多様性の高いセラードを破壊した農業開発、国際常設民衆法廷が人類に対する犯罪と判決を出した開発を「不毛の大地を緑の穀倉地帯に変えた奇跡の開発」と褒め称え、世界が数々の調査に基づき、牛肉生産をアマゾン破壊の原因として規制を強める中、その関係を否定する記事をまともな検証もせずに流し、さらに7月31日には「緑の砂漠」を作り出した日本の政府開発援助を使った事業から生まれた企業、セニブラを礼賛する企業広告としかいいようのない記事を出した。 “朝日新聞がまた環境破壊企業礼賛記事を流す。ユーカリ植林は森ではない。” の続きを読む

サーモンに何が起きているか? 滅ぼしているのは私たち?

 鮭の値段が高騰している。天然の鮭(サーモン)が高いから思わず、チリ産の養殖鮭に手が出そうになる? いや、ちょっと待った。その前に、今、サーモンの世界に何が起きているか、知っておいた方がいい。 “サーモンに何が起きているか? 滅ぼしているのは私たち?” の続きを読む

ノーベル平和賞候補となった先住民族のリーダー

 ノーベル平和賞、残念! もちろん、アフリカでの紛争問題は厳しい状態にあり、エチオピア首相の受賞はそれはそれでその地域の人びとや周辺諸国にとっては朗報だろうし、事態がよくなることを望むけれども、僕としてはブラジル中心に先住民族を言葉の垣根も地域の垣根も越えて束ねる偉大なリーダーであるラオニさんがノーベル平和賞の候補になっており、その受賞を願っていた。もう何年も前から彼をノーベル平和賞に、というのがブラジルで生存の危機に追い詰められている先住民族の種族を越えた願いだった。 “ノーベル平和賞候補となった先住民族のリーダー” の続きを読む

9月11日、ブラジル・セラードの日:自然遺産が「不毛の大地」?

 セラードはアマゾンに隣接するブラジル中央部に拡がる高原サバンナ地域。ユニークな植生を持つ貴重な生態系。今、ブラジルではセラードとカアチンガ(北東部に拡がる乾燥地域)をブラジルの自然遺産として憲法で守ることを求める運動が展開されている。 “9月11日、ブラジル・セラードの日:自然遺産が「不毛の大地」?” の続きを読む