みどりの食料システム戦略衆院農水委員会での審議

「みどりの食料システム戦略」のための法案「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律案」衆院農水委員会通過。衆院本会議の後、参議院での議論へ。満足得られる議論がされたか、検証してみたい。 “みどりの食料システム戦略衆院農水委員会での審議” の続きを読む

「ゲノム編集」は品種改良にあらず

 暑さに強いという体毛の短い「ゲノム編集」牛が2年後に市場に出てこようとしている(1)。さらに中国の華中農業大学は背骨のない「ゲノム編集」魚を作ることに成功とか(2)。骨を抜かなくていい、って、それはもはや生命への冒瀆としか思えないのだけど、商品化はされるのだろうか? “「ゲノム編集」は品種改良にあらず” の続きを読む

グローバルな文脈での種苗法改正が持つ問題

  4月1日から改正種苗法が完全実施となるが、この改正がどんな文脈で作られたものなのか、今一度、確認しなければならない。それには日本国内の動きを見るだけではわからない。これは、今、世界で同時進行する多国籍企業による食料システム独占のプロセスの一環なのだ。そして、それを別の視角から見たら、まったく別の展望が見えてくるはずだ。 “グローバルな文脈での種苗法改正が持つ問題” の続きを読む

調査:オランダと日本の年金がアマゾン森林を破壊する

 アマゾン森林の破壊がピッチをさらに上げている。最後の残された森は先住民族の土地として憲法に守られている森。ところが極右政権はその土地の開発を可能にする憲法違反の第490法案(PL490)を無理矢理通して、最後の森までをも破壊しようとしている。
 狂気の沙汰? しかし、この狂気はそれを支える勢力があるから権力を維持できる。この破壊にガソリンを供給する勢力があるから破壊が進んでいる。それを支えているのは誰なのか? わたしたちを含む世界なのだ。 “調査:オランダと日本の年金がアマゾン森林を破壊する” の続きを読む

農薬規制と効果的な除草法

化学農業の限界がはっきり見えた。巨額の開発費をかけてもあっという間に自然は耐性を身につけてしまう。そして、一方で多くの生物がその化学物質によって滅ぼされていく。土壌微生物から植物、昆虫、鳥類、魚などの水生生物、動物、そして言うまでもなく人間も大きく傷ついていく。化学農薬を使わなくても生産性を保ちつつ、人間を含む生態系を守ることは可能。世界はそちらに舵を切り始めた。でも日本は? “農薬規制と効果的な除草法” の続きを読む

米国の学校給食にGMOバーガー、Impossible Burger?

米国の学校給食が大変! 米国の食を変えるために奮闘しているゼン・ハニーカットさんのMoms Across America(MAA)からの情報によると、あのGMOバーガーとも言うべきImpossible Burgerが米国の学校給食に入ってくるかもしれない(1)。MAAは反対運動を開始。 “米国の学校給食にGMOバーガー、Impossible Burger?” の続きを読む

チリの制憲議会選挙、女性が過半数を上回る!

 チリの制憲議会選挙、すごすぎませんか? 右派・新自由主義派が大敗北、軍事クーデタで米国の新自由主義勢力の影響下に作られた憲法に対して、民主的な憲法を作る勢力が3分の2以上を採って、新たな一歩、というだけですごいのだけど、女性候補者の得票割合が過半数をはるかに超した(1)。世界史上初なんでは?(2)


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