迫る種苗法改悪。農水省の検討会

 種子法が廃止されて1年数ヶ月が経とうとしている。日本政府は種子法廃止にも飽き足らず、もう1つの種子に関する法律である種苗法の改悪に向けた作業を進めている。すでに農水省は省令によって種苗法の実質的運用を変えた。しかし、自民党はそれでは十分ではないとして、種苗法を20年ぶりに改訂する必要を昨年から指摘し始めた。それが今後出てくることがほぼ確実である。 “迫る種苗法改悪。農水省の検討会” の続きを読む

トランプが世界を破壊するー遺伝子組み換え規制も撤廃?

トランプ米国大統領はゲノム編集の解禁に続き、従来の遺伝子組み換えの規制も撤廃するための大統領令に署名した。米国での遺伝子組み換えの規制は規制という名前に値しないものだが、それすらなくしてしまえば、いったいどうなってしまうのだろうか? 世界に与える破壊的な影響は大きい。 “トランプが世界を破壊するー遺伝子組み換え規制も撤廃?” の続きを読む

アフリカを狙う遺伝子組み換え企業ーケニアのケース

 遺伝子組み換え作物(GMO)の商業栽培は1996年に始まる。それ以来、毎年、耕作面積は増えてきたが、遺伝子組み換え企業のウソが次から次へとバレだして、しかも、遺伝子組み換え食品によると考えられる病気、慢性疾患に苦しむ人の数も激増し、拒否運動が世界的に拡がり、2015年にはついに耕作面積は前年度を下回った。2017年にはそれまで28カ国に及んでいた遺伝子組み換え耕作国は24に減った。世界では急激なスピードで有機農業・アグロエコロジーが拡大しつつある。 “アフリカを狙う遺伝子組み換え企業ーケニアのケース” の続きを読む

住友商事がスミフルの責任から逃げ出す

農薬の空中散布や労働者へのひどい扱いでさんざん問題視されてきた住友商事のスミフル、労働者が日本に告発に来て、記者会見をするというその同じ時間に、なんと住友商事はスミフルの株を売却するという発表を行った。なんという無責任な行動か? “住友商事がスミフルの責任から逃げ出す” の続きを読む