バイオ兵器の危険

 バイオテクノロジーと戦争は切り離せない。戦争技術として爆弾や生物兵器が作られ、それから化学肥料や農薬が生まれてくる。戦争産業として政府との関係を密接にしていく化学企業はやがて遺伝子組み換え技術を開発。しかし、この技術は農薬を売る企業にとっては利益があるが、農家にも消費者にも利益を与えないとんでもないものだった。そして、時代はさらに第2世代の遺伝子組み換え技術としてゲノム編集やさらには究極の遺伝子組み換えとよばれる合成生物学を生み出した。特に後者はこれまでの遺伝子組み換えが既存の遺伝子のコピーアンドペーストや、遺伝子のスイッチのオンオフによるもので、基本的に既存の遺伝子に何らかの手を加えるものだったのに対して、後者はコンピュータ上でDNAを設計し、生命を作り出してしまう。すでに藻のような簡単な生命体を作り出し、油、バニラに相当する物質を生産することが実現できており、商品化もされているといわれている。 “バイオ兵器の危険” の続きを読む

農水省、新たにモンサントの遺伝子組み換えトウモロコシ承認

 またため息が出てしまうけれども、農水省は新たにモンサントの遺伝子組み換えトウモロコシの1品種、絹糸抽出期における高雌穂バイオマストウモロコシ(識別名MON-87403-1)を飼料用、食品用、栽培用に承認。これで農水省が日本での耕作を承認する遺伝子組み換え作物は133品種になった。 “農水省、新たにモンサントの遺伝子組み換えトウモロコシ承認” の続きを読む

WTO閣僚会議: EU-Mercosur 農民の種子の権利を奪う最終合意?

 WTO閣僚会議がアルゼンチンのブエノスアイレスで12月10日から13日まで開かれている。この会議を利用してEUはメルコスール(南米南部共同市場、MERCOSUR)加盟諸国に農民の種子の権利を奪うUPOV1991年条約の批准を押しつけようとしていることが環境団体によって暴露された。 “WTO閣僚会議: EU-Mercosur 農民の種子の権利を奪う最終合意?” の続きを読む

農文協ブックレット『種子法廃止でどうなる?ー種子と品種の歴史と未来』

農文協ブックレット『種子法廃止でどうなる?ー種子と品種の歴史と未来』、専門家の方たちに混じって世界で動くモンサントなどによる種子市場の独占の動きとそれとの闘いについて書きました。日本の現場の話しから研究者の方たちまで網羅されてます。書店でも買えます。 “農文協ブックレット『種子法廃止でどうなる?ー種子と品種の歴史と未来』” の続きを読む