ブラジルの核事故被害者から福島への連帯メッセージ

6月のRio+20に平行して開かれたCúpula dos Povos(ピープルズ・サミット)でブラジルの反原発運動が準備した反核テントでAVCésioという1987年にブラジルのゴイアニアで起きたセシウム漏洩事故の犠牲者によって作られた団体の代表、オデッソン氏(Odesson Alves Ferreira)にお会いした。 “ブラジルの核事故被害者から福島への連帯メッセージ” の続きを読む

全国農民連合プロサバンナ事業に関する声明

現在、日本のJICA、ブラジル、モザンビークの3者によるモザンビークの大規模開発計画プロサバンナが進められている。しかしこの計画には大きな疑問が突きつけられている。モザンビークの農民連盟は以下のような声明を発表した。モザンビークやアフリカの開発問題に取り組む方々の手で翻訳されたので、そのまま紹介させていただく。
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ブラジルの農業開発とアフリカ

南米で猛威を振るっているアグリビジネスモデルをアフリカに移植しようという動きがあります。

JICAが資金を出し、ブラジルがノウハウを提供し、モザンビークなどに大規模農場を作るという話ですが、その前にブラジルでのJICAの行った開発が何であったかをまとめて話をする予定です。
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モンサントはいらない–Occupyモンサントに寄せて

9月17日はOccupyモンサント世界行動日。日本では18日に東京・東銀座の日本モンサント株式会社前と首相官邸前で行動が行われ、そこで問題を提起しました。時間が限られていて、話しきれなかったので、話したかった内容をまとめておきます。 “モンサントはいらない–Occupyモンサントに寄せて” の続きを読む

バンダナ・シバ『バイオパイラシー グローバル化による生命と文化の略奪』

バンダナ・シバ(Vandana Shiva)、この人のことをどう語ることができるだろう?

Vandana Shiva no Fronteiras do Pensamento20年前にリオで開かれたRio92(国連環境開発会議UNCED92)に平行して開かれたグローバル・フォーラム(会場はピープルズ・サミットと同じフラメンゴ公園)の会議で出会った。20年後も、珠玉のフレーズが息つく間もなく飛び出す。原稿も持たずにどうしてこんな美しく力強い演説ができるのだろう、しかも知的な深みが半端でないのだ。 “バンダナ・シバ『バイオパイラシー グローバル化による生命と文化の略奪』” の続きを読む

ボリビアで母なる自然の権利法が成立

自然を人間と同様の権利を持つとする世界で初めて自然・地球の権利を認めた母なる地球法がボリビアで成立しようとしている。有害物質や放射能や遺伝子組み換えから自由である権利も明記。気候変動の厳しい現象に立ち向かう。

追記:
2012年10月15日、法律として成立。

LEY MARCO DE LA MADRE TIERRA Y DESARROLLO INTEGRAL PARA VIVIR BIEN