日米貿易協定の締結で、米国から大量の安い肉が入ってくる。遺伝子組み換え大豆もトウモロコシもぐっと輸入が増える。日本の農業にとって、日本列島に住む人びとの健康にとって災難であって、そんなことが許されるなんてとんでもない(許してはいけない)のだけれども、それでは米国の農家は果たして喜んでいるだろうか? “日米の農民・消費者と環境を痛めつける日米貿易協定” の続きを読む
大きなシナリオを変えるためのハンドブック
生きられる時間はあとわずかしかない、と宣告される。どうしよう? そんなはずはないから、疑い、別の判断を求めようか? それともその宣告を覆す方法を徹底的に探し、抵抗する? それとも残された時間を悔いのないように生きることに集中する? “大きなシナリオを変えるためのハンドブック” の続きを読む
日米貿易協定と日本の危機
日本の食・農業が今まで以上に危機的な状況にされようとしている。日米貿易協定が情報も公開されずに締結されようとしているからだ。中国に売れなくなった米国の余剰トウモロコシの買い付け問題が大きな関心を呼んでいるが、この一連の問題は想像以上に深刻なものがある。
その問題を考える前に、この問題をアマゾン破壊との関連から考えてみたい。 “日米貿易協定と日本の危機” の続きを読む
アマゾン破壊と日本(その6)アマゾン破壊と私たち
アマゾン破壊を止めて、アマゾンそして世界の未来の世代が生きられる環境を守るために何ができるだろうか? “アマゾン破壊と日本(その6)アマゾン破壊と私たち” の続きを読む
転換を必死に拒む日本政府ー米国産トウモロコシ輸入について
「日本、米産トウモロコシ輸入へ=米中対立の余波-首脳会談」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190826-00000003-jij-pol
8月13日の東京新聞の記事では「トランプ米大統領が安倍晋三首相に対し、米農産品の巨額購入を直接要求していたことが13日、分かった。対中国輸出が貿易摩擦で減少しており、穴埋めを求めた形。これまでの会談でトランプ氏は大豆や小麦など具体的な品目を挙げたとされ、米政権は対日貿易赤字の削減を目指して進めている日米貿易交渉の枠組みとは別に購入を迫っているという」と出ていた件、大豆や小麦ではなく、トウモロコシだということが25日、明らかになったとのこと。 “転換を必死に拒む日本政府ー米国産トウモロコシ輸入について” の続きを読む
抗生物質耐性菌の脅威とどう立ち向かえるか?
抗生物質耐性菌はガンを超す人類最大の脅威になるとして、国連も今、警告を懸命に出している(1)。現在、年間70万人が世界でこれが原因で死んでいるが、現在のまま増加すると2050年には毎年1000万人が死ぬことが予想され、ガンを超す人類最大の脅威となると見られている。 “抗生物質耐性菌の脅威とどう立ち向かえるか?” の続きを読む
種苗法があぶない
種子法廃止問題についてはかなり注目が集まっているが、もう1つの法律、種苗法が大幅に改悪されつつあることにも注目する必要がある。なぜなら、この2つは1セットで見る必要があるからだ。この2つに共通するのは人びとの共有財産としての地域の種子を制限し、民間企業の利益を優先するという方向と言える。
種苗法改悪の方法は2つある。1つは法を変えずに運用を変える方法であり、もう1つがずばり法そのものを変える方法。前者は種子法廃止が決定された2017年以降、急ピッチで進んでいる。 “種苗法があぶない” の続きを読む
「細胞農業」「細胞食品」に異議あり
世界はさまざまな意味で2極化の時代を迎えている。一方で有機農業・アグロエコロジーが拡がると同時に、その対極ではゲノム編集や合成生物学などを使って、人工食そのもの、工場で食を作るSFまがいの動きが急速に進みつつある。 “「細胞農業」「細胞食品」に異議あり” の続きを読む