在来種を守る世界の動きー韓国の自治体によるローカルフード条例

 在来種の種子とそれを使った食を大事にする政策においては韓国はとても進んでいることに驚く。韓国で活躍される 田中 博さんから教えていただいた(感謝)のだが、韓国の地方自治体では2つのタイプの条例が制定されているという。 “在来種を守る世界の動きー韓国の自治体によるローカルフード条例” の続きを読む

在来種を守る世界の動き(米国)

種苗法改訂案がもうすぐ上程されようとしている。農水省はこの種苗法改訂しても、農家には在来種があるから問題ない、バランスは取れているという。しかし、日本には在来種を守る法もない。民間企業のためには熱心に動くが、一方で個々の在来種を採種している農家の支援はなおざりである。農水省は在来種を守ることの重要性は認識しているといい、予算も出しているというがそれを根拠付ける法律もない。でも世界ではそうした法律や条令を作る動きがいろいろ出てきた。 “在来種を守る世界の動き(米国)” の続きを読む

京都市アグロエコロジー宣言

 京都市の市政に実現すべき課題を市民グループが協議して提案する活動を行っている。その1つの議論の場に出させていただき、その討論会での議論で、京都市の学校給食をオーガニックにすることをめざそう、と京都市長選への出馬を予定している福山和人さんが発言し、ご自身のマニフェストにも組み込んだ。そしてそれが1つのチラシとなった。
 「京都市アグロエコロジー宣言」。

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世界を変える動きは2020年、大きく進む

 日本のニュースを読んでいると息苦しくなる。世界の真逆を走っているのに、まるでそれが当たり前のような情報ばかり。このまま日本がこの方向に突き進んだらどんな事態となるか、暗澹たる気分になる。でも、ひとたび、日本語圏から離れると異なる世界の動きが見えてくる。希望を感じさせる動きが始まっている。でもその動きは日本と無縁なものではない。それどころか、かつて日本で始まったものであったりする。なんということだと思う。青い鳥は我が家にいるのにいつまでも気がつかず、あるいは地上にある星は誰も覚えていない、というところか。 “世界を変える動きは2020年、大きく進む” の続きを読む

日本版グリーン・ニューディール? 生存の危機からの離脱法

私たちは現在さまざまな脅威にさらされている。このままでは2050年には気候崩壊、生物多様性崩壊により人類は生存危機に直面する。あとわずか30年ちょっとしかない。そのシナリオを変えるために私たちに残された時間はほんのわずかしかない。 “日本版グリーン・ニューディール? 生存の危機からの離脱法” の続きを読む

健全な食をすべての人へ、がなぜ必要か?

 食の話をしていると確実に出会う反発が、「食の安全を気にできる人は金のある人」というもの。飢餓状態にある人はまずその飢餓状態から抜け出すことが第一であって、その質は二の次の問題だ、と。要するに金の余裕のある一部の人たちが気にしているだけの問題にされ、取り組むべき問題ではないとされてしまうことすらある。 “健全な食をすべての人へ、がなぜ必要か?” の続きを読む