ウクライナへの戦争以降、化学肥料原料の不足・高騰が大問題となった。農水省は国交省と組んで、下水汚泥の肥料への活用を進め、全国の下水処理場でその施設の建設・増強が進み、安い下水汚泥肥料の利用が増えている。家庭菜園用に売られている肥料でも使われている可能性がある。
でも、この下水汚泥肥料(コンポスト肥料)を使うと何が起きるか、すでにわかっていることがある。その土壌中にカドミウムや作物中のカドミウムが増える、そしていったん入ったカドミウムは簡単に消えていかなくなるとする報告がある⁽¹⁾。 “このままでは日本は汚染列島に。下水汚泥肥料には注意。” の続きを読む
「ゲノム編集」魚養殖のリージョナルフィッシュ社が国内外に拡大?
拷問養殖として批判される「ゲノム編集」魚が都内のレストランに。「ゲノム編集」魚養殖を進めるリージョナルフィッシュ社のタイ進出は政府が完全バックアップ。
「ゲノム編集」魚養殖を進めるリージョナルフィッシュ社がタイへの進出で現地でも報道があったが、この動きの背後には日本政府の支援がある。公金が使われている。 “「ゲノム編集」魚養殖のリージョナルフィッシュ社が国内外に拡大?” の続きを読む
朗報:EU、「ゲノム編集」規制緩和案、承認されず。
EUが「ゲノム編集」(NGT)食品の無規制流通を認めてしまうのではないか、と11日は悲観的な観測を元に投稿した(1)。遺伝子組み換え企業が莫大な資金を投じてEU加盟国の買収し、2018年の欧州裁判所の判決を覆す欧州委員会の見解を発表し、昨年夏には規制緩和に向けた提案を行っており、その採決が年末という状況の中で、情勢は厳しいと考えたからだ。国内では圧倒的な反対であるにも関わらず、政府は賛成してしまう、そんな対応が多く、今後、大変な事態を覚悟した。でも結果は「ゲノム編集」規制緩和提案の承認に必要な過半数が得られず、年内の交渉は終わり。来年の攻防に舞台は移されることになった。 “朗報:EU、「ゲノム編集」規制緩和案、承認されず。” の続きを読む
EUが「ゲノム編集」作物規制緩和? 懸念される農薬増加
本日11日、欧州議会農業委員会とEU加盟国は「ゲノム編集」食品の規制なしの流通を認める案を認めてしまう可能性が高い。この背景にはバイエル(モンサント買収企業)やBASFなどの遺伝子組み換え企業を先頭とするBig Ag(巨大アグリビジネス企業)のロビー活動があり、まさにEUが彼らに買収されていることを示すことになってしまうかもしれない(1)。 “EUが「ゲノム編集」作物規制緩和? 懸念される農薬増加” の続きを読む
遺伝子操作農薬・肥料・種子コーティングに注意!
遺伝子操作微生物に要警戒。
化学農薬・化学肥料に加えて、農薬企業は今、微生物農薬・微生物肥料に注力しており、すでに米国では使われ始めている。問題なのは天然の微生物を使っているのならともかく、それに「ゲノム編集」や遺伝子組み換え技術が使われて遺伝子操作微生物となっていることなのだ。
日本でも三井化学が遺伝子組み換え微生物農薬の実験場を都内に開設する(1)。しかし、それを伝える新聞記事の見出しは「天然由来品」。忖度もここまで来たか? “遺伝子操作農薬・肥料・種子コーティングに注意!” の続きを読む
「ゲノム編集」サーモンをノルウェーで海面養殖?
CRISPR-Cas9を使って生殖機能の遺伝子を破壊し、より大きく成長できるようにしたサーモン、ノルウェー政府の検討では否定的な結論になったというが、一方で、EUで「ゲノム編集」生物の規制緩和が準備されていて、それが通れば、こうした問題ある遺伝子操作生物が自然界に放たれてしまうかもしれない。 “「ゲノム編集」サーモンをノルウェーで海面養殖?” の続きを読む
高島屋が「ゲノム編集」養殖魚をフェアで販売、どこがサステナブル?
高島屋よ、お前もか!
拷問養殖と批判される「ゲノム編集」養殖魚を22世紀ふぐとして新宿高島屋が7月19日から25日まで開催される「EAT2023 BY TAKASHIMAYA 」と称するイベントで販売する。でも、その商品説明には「ゲノム編集」のゲの字もない。しかもそのイベントはサステナブルをうたったものなのだ。遺伝子を破壊して環境の変化に対応する能力に問題のある魚を温水プールで育てることのどこがサステナブルと言いうるのか、詭弁も甚だしい。
https://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/eat2033/index.html
(地下1F シーズンイベントスクエアをクリック)
“高島屋が「ゲノム編集」養殖魚をフェアで販売、どこがサステナブル?” の続きを読む
欧州委員会が「ゲノム編集」食品規制撤廃案を発表、ドイツなどは反発
7月5日、欧州委員会は「ゲノム編集」食品に関する規制をなくす案を発表した(1)。つまり安全性の審査もなく、表示もなく、「ゲノム編集」によって遺伝子操作した食品を流通できるようにするというものだ。
EUでは欧州裁判所が2018年に「ゲノム編集」食品は遺伝子組み換え食品と同等に規制すべきという判断を下していた(2)。遺伝子組み換え企業(バイオテクノロジー企業)はこの決定に対してEUに圧力を加え、昨年にはこの決定を覆す方向の欧州委員会報告を発表、今年夏に覆ると予想されていた(3)。しかし、「ゲノム編集」食品の規制をなくせば、実質的に遺伝子操作された食品があふれ、有機農業にも多大な影響を与え、さらにバイオテクノロジー企業による食の支配がさらに進むことに大きな懸念が示され、この決定は大幅に遅れ、7月5日の案の発表となった。 “欧州委員会が「ゲノム編集」食品規制撤廃案を発表、ドイツなどは反発” の続きを読む