未来を先取りして、犠牲を少なくし、より安定した社会を作る。政治を担う人にはそうした姿勢をぜひ持ってもらいたいものだ。ところが日本ではいまだに戦艦大和的な時代錯誤に固執する例がつきない。核エネルギー、石炭発電、「ゲノム編集」などのバイオテクノロジー、種子法廃止・種苗法改悪に向かう動きもその1つと言えるだろう。 “新たなタネ、食のあり方を模索する世界、無視する日本政府” の続きを読む
海外の農民の権利と種苗法改定
種苗法改定にどんな問題があるか、前の投稿で番外編としたことに少し説明加えます(動画あり)。
番外編:国内の農家に種苗法改定により自家増殖を抑制させるだけでなく、その影響は海外の農家にも及ぶ。
農水省は植物品種等海外流出防止総合対策事業に5億6700万円、農業知的財産保護・活用支援事業に3億9300万円の予算概算要求して自家増殖させない体制を構築しようとしている。
これは種苗法改定案に書かれていることではないのですが、種苗法で掲げられた「日本の種苗を海外に流出させない」ための具体的方策として具体化されたものです。 “海外の農民の権利と種苗法改定” の続きを読む
国際タネの日 #InternationalSeedDay
4月26日は国際タネの日! #InternationalSeedDay
種苗法改定が持つ問題、4月19日に神戸新聞社、中日新聞社が昨日(東京新聞は本日)に種苗法改定に疑問を投げかける社説を掲載、長周新聞も大きく取り上げました。しかし、新型コロナウイルス感染で十分な議論も不可能なまま、政府は種苗法を強引に変えようとしています。
こうした動きは日本だけでなく、世界ともつながっています。気候変動激しくなる中、遠くで育成された気候や土に合わない種苗よりも地域の土で育てられた種苗の重要さが強調される一方、多国籍企業は種苗への知的所有権をますます要求し、大きな攻防になっています。 “国際タネの日 #InternationalSeedDay” の続きを読む