「あきたこまちR」の問題は秋田県だけの問題ではないと言い続けてきたけれども、農水省は2030年までに、なんと5割の都道府県にこの技術を普及させることを目標にする予算概算要求をしている¹。秋田県は先走りしただけで、政府が重イオンビーム放射線育種米を全国の主力品種にしようとしていることは明確だ。 “農水省:重イオンビーム放射線育種米を5割の都道府県に普及させる?” の続きを読む
米がない「食料危機」?
何か音を立てて崩れている気がする。「米がない」。しかも生産量は十分あるのに。なぜ、そんな事態が起きたかということに関してはいくつも記事がでているので、それに付け加えようとは思わない。だけど、その記事には書かれない、問われるべきことがどうしてもまだあるので、そのことを書いておきたい。 “米がない「食料危機」?” の続きを読む
隠蔽手段としての「あきたこまちR」
「あきたこまちR」の問題、その本質は隠蔽だ。国はカドミウム汚染問題を当初から隠蔽する方向で動いてきた。それに対してかつて、秋田県はその方向に反対し、独自に調査を公表していたりしていた。その秋田県がなぜ、国の先棒をかつぐように変わってしまったのか。 “隠蔽手段としての「あきたこまちR」” の続きを読む
「あきたこまちR」は食べたくない宣言(オンライン署名)
「あきたこまちR」の問題、「あきたこまちR」など食べないと宣言してほしい、声をいただき、オンライン署名を立ち上げました。 “「あきたこまちR」は食べたくない宣言(オンライン署名)” の続きを読む
重イオンビーム放射線育種でも有機認証するって許される?
人はなぜ有機農産物を買おうとするのだろうか?
それは有機農産物が農薬や化学肥料を使っていないから、体にいいから、環境を汚染したくないから、農家の健康が気になるから、地域社会への投資になるから、他の生命も傷つけたくないから、…いろんな理由があるだろう。 “重イオンビーム放射線育種でも有機認証するって許される?” の続きを読む
歴史的快挙! メキシコ政府がモンサントと米国政府に勝った!
オブラドール前大統領は2020年に大統領令でモンサントの農薬ラウンドアップ(主成分グリホサート)と遺伝子組み換えトウモロコシの人の食用に使うことを禁止する政策を打ち出し、それ以来、モンサント(現バイエル)や米国のアグリビジネスはメキシコのこの政策を総攻撃して潰そうとしてきた。 “歴史的快挙! メキシコ政府がモンサントと米国政府に勝った! ” の続きを読む
「あきたこまちR」を「あきたこまち」として表示することは虚偽表示
このままでは日本の信頼性はどうなる? 「あきたこまちR」を「あきたこまち」と表示して販売する問題。どれだけの大きな問題なのか? “「あきたこまちR」を「あきたこまち」として表示することは虚偽表示” の続きを読む
世界で反対が広がる遺伝子組み換え小麦(HB4)とは何か?
遺伝子組み換え小麦(HB4)に対する反対活動が広がっている。欧米人の主食である小麦に対する遺伝子組み換えは強い抵抗に遭ってきた。もっともこれまで遺伝子組み換え企業の主たるターゲットになった大豆やトウモロコシは米国人にとっては家畜の餌かもしれないが、地域によっては主食である。フィリピン裁判所が止めたゴールデンライスは遺伝子組み換えのお米。
どちらも人が直接食べるものであり、その健康への影響の懸念は大きい。もっともこれらの農作物の懸念は健康面だけに留まらない。なぜなのか、一言。 “世界で反対が広がる遺伝子組み換え小麦(HB4)とは何か?” の続きを読む