ブラジル政府が巨大ダム建設政策を転換?

 ブラジル政府が巨大ダム建設政策を転換?

 もし、本当だとすると、これは時代を画する政策転換となる。ブラジルでは水力が7割以上のエネルギー源となっており、経済発展政策の中で、巨大ダムをアマゾンを中心とした地域に作り続けるのがこれまでの柱となってきた。いわば、核をエネルギーの核に据えてきたフランスがその政策を変えるに等しい大きな政策転換となる。 “ブラジル政府が巨大ダム建設政策を転換?” の続きを読む

ウガンダで遺伝子組み換え農業、GMバナナの開始間近?

 アフリカが現在、多国籍企業による農民の種子の権利を奪い、遺伝子組み換え農業が強制される最前線となってしまっていることをたびたび書いてきた。今、ウガンダが南アフリカに次ぐ遺伝子組み換え食品栽培国となる可能性が高くなってきた。遺伝子組み換え法案と呼ばれるバイオテクノロジーとバイオセーフティ法案がすでに今年の10月4日に議会を通過し、大統領の署名を待つだけになっている。大統領は法案の早期の成立を催促していた経緯から署名は確実とみられる。 “ウガンダで遺伝子組み換え農業、GMバナナの開始間近?” の続きを読む

フィリピン・ミンダナオで遺伝子組み換えバナナの試験栽培?

 日本で市販されるバナナの大部分の生産が集中しているフィリピン・ミンダナオ島で遺伝子組み換えバナナの試験栽培が始められてしまうかもしれない。11月にミンダナオ現地のテレビ局でオーストラリアの研究者がその意向を表明したという。この報道に対して、危機感を募らせたのは現地のバナナ生産者・輸出者協会。現地のバナナ生産に大きな影響を与えかねないとして、そうした試験栽培の報道の前に、現地のステークホルダーとの協議が必要だと語った。 “フィリピン・ミンダナオで遺伝子組み換えバナナの試験栽培?” の続きを読む

欧米が規制するネオニコチノイド系農薬を新規承認

 日本政府による12月25日の通達でのグリホサートの大幅緩和がいかに問題か書いたが、この日、緩和されたのはグリホサートだけではない。蜂を絶滅の危機に追いやっているとして世界的に規制が進みつつあるネオニコチノイド系農薬スルホキサフロルも新規農薬登録=使用許可を出している。 “欧米が規制するネオニコチノイド系農薬を新規承認” の続きを読む