FOOD, INCーファクトリー・ファーミングでの労働問題

FOOD, INCはファクトリー・ファーミング(工場式畜産)の問題を扱ったドキュメンタリー(2009年)。すでにアップリンクなどで上映され、多くの人が見ているものだが、ファクトリー・ファーミングの問題をあらためて考えるために再び見た。

学び取ることができる要素に満ちたドキュメンタリーで、すべての要素を書き出すには膨大な時間がかかりそうなので、今回はファクトリー・ファームと食肉工場の労働者の問題に絞る。
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モンサントのジカンバ耐性遺伝子組み換え大豆承認にストップを!

日本政府は米国に先んじて枯れ葉剤耐性遺伝子組み換えトウモロコシ(ダウ・ケミカル)を昨年承認し、さらに今、これまた米国がまだ承認していないジカンバ耐性遺伝子組み換え大豆(モンサント)を承認しようとしている(現在パブリックコメント募集中2013年3月6日まで。除草剤ジカンバ耐性ダイズMON87708 系統に係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての御意見・情報の募集について)。
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マイケル・ポーランのインタビュー:求められる食の運動とは?

ジャーナリストでベストセラー作家のマイケル・ポーラン教授のインタビュー、とっても示唆に富む。敗北に終わったカリフォルニア州での遺伝子組み換え表示住民投票の意味から、食の運動のあり方まで短いインタビューで語ってくれる(インタビューされたの住民投票の前。日本語字幕付き。Democracy Now!)
http://democracynow.jp/video/20121024-2
http://democracynow.jp/video/20121024-3

彼が語るエピソードがおもしろすぎる。 “マイケル・ポーランのインタビュー:求められる食の運動とは?” の続きを読む

アルゼンチン、遺伝子組み換え大豆の農薬噴霧で居住不能になった町

アルゼンチンでは遺伝子組み換え大豆の耕作が急激に増加し、全農耕地の6割を超すほどの巨大なモノカルチャーとなっている。この大豆耕作に伴い、モンサントのラウンドアップなどの農薬が大量に使われるようになり、大きな健康被害と環境破壊を生み出している。その実態をTengaiというエクアドルの環境問題のニュースを扱う市民メディアがアルゼンチン医師のインタビューを通じて明らかにした。

このように深刻な健康被害、環境破壊をして作られる大豆はヨーロッパや日本を含むアジアの家畜の餌やバイオ燃料として輸出される。彼らの被害は日本のわれわれと無関係でなく、彼らの苦しみはやがて家畜の肉を通じてわれわれの体にも入ってくるかもしれない。その意味でも他人事ではない。

スペイン語の翻訳をしていただいたものを以下に掲載する。

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セラード開発を問う

日本とブラジルの関係を考える時、セラード開発問題を避けて通ることはできない。セラードとはブラジルの中央部にあるサバンナ地帯だ。この地帯で日本政府は政府開発援助(ODA)を使って大規模な農業開発を行ってきた。

しかし、このセラード開発をめぐる問題は日本の中で十分伝わってきていない。そこでこの問題について簡単にまとめてみた。 “セラード開発を問う” の続きを読む