モンサント(現バイエル)の除草剤ラウンドアップ(グリホサート)、世界で規制が進んでいる。一方、日本ではラウンドアップの販売額が毎年跳ね上がっている。日本では農業分野だけでなく、学校や公園、道路など子どもが遊ぶ環境でラウンドアップを使うケースが増えていることが考えられる。
米国やオーストラリアでもラウンドアップの使用を禁止した自治体はとても多くなっている。そうしたところではラウンドアップを使わずにどうやって除草をしているのだろうか?
農薬を使わない除草の方法にはさまざまな方法がある。農業分野ではカバークロップ(リビングマルチ。雑草よりも先に益のある植物で土を覆う)、炭を作る時に出る木酢液やお酢や塩を使う、水田の場合は深水管理などによって雑草の種子を発芽できなくさせるなど。
では、学校や公園はどうするのか、というと、よく聞くのはスチームや熱水を使った除草機の活用だ。これは高温のスチームで草を枯らせる。あるいは熱水を吸わせて根まで枯らせる。一切化学物質を使わずに草を枯らすことができる。これであれば子どもが遊ぶ公園でも安心して使える。
農薬の危険をしっかり伝えて、自治体が導入してくれれば、地域の子どもたちの安全は確保できる。できれば地域の企業がそんな機械を作ってくれれば金も地域を回っていくし、ものつくりの得意な日本なのだから、日本の事情にあったとてもいいスチーム・熱水除草機が作れるはずなのではないか? でも、そうしたものが作られるためにはそれをほしいと思う声が高まらないといけない。
全国の自治体で導入して、開発する地域の企業を支えることができればいいのですけど…。農協とか地域の組合でも取り組めば効果的に使えるではないかと思うのですが。
さすがケルヒャーは日本でも売っている。ケルヒャーもいいですけど…。日本の企業も作っているでしょうね。もっと注目したい。ケルヒャーの以下のページにはスチームよりも温水除草機の方がその効果が一時的でなく、長く続く理由を示すビデオもあります。
ケルヒャー:温水高圧洗浄機で雑草除去
コメント失礼します。
少し前ニュースで塩をまくと後々大変・・・と問題視されていましたね。
熱湯で枯れるというのは知りませんでした。
少し調べると国内メーカーだとスーパー工業さんやマーテックさんなど何社かあるようですね。
敷地内の雑草除去もいまだ手狩りなのでこういったものや環境に良い除草剤でもあればそちらを使っていきたいなと思いました。