アマゾンが焼かれている映像に心を痛めている人は多いと思う。あの大規模な破壊の背後にはアマゾン森林を燃やしてそこを牧草地に、場合によっては家畜の餌にする大豆栽培畑にしようとする勢力がいる。でもそれには金がかかる。それに投資しなければ破壊は進まない。
でも、その資金が日本の年金から出ているとブラジルのNGOが告発している。日本の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)から膨大な投資がJBSに向かっている。JBSはブラジルの企業だが、今や世界最大の食肉企業であり、これまでもアマゾン破壊への関与で世界から大きな非難を受けてきた。その企業にわれわれの年金がつぎ込まれ、われわれの老後はアマゾン破壊から上がった利益で支えられるのか?
違法な森林破壊された地域から取られた農作物は買い取ることを拒否すれば破壊も止まる。問われるのはわれわれの行動。
この問題は看過できないので、ブラジルNGOの記事の日本語訳や、国会への働きかけ含めて取り組みを考えたい。
Por aposentadoria, médicos e professores estrangeiros alimentam destruição da Amazônia
https://www.oeco.org.br/reportagens/por-aposentadoria-medicos-e-professores-estrangeiros-alimentam-destruicao-da-amazonia/
英語版
Investigation: Dutch, Japanese pension funds pay for Amazon deforestation
https://news.mongabay.com/2021/02/investigation-dutch-japanese-pension-funds-pay-for-amazon-deforestation/
アマゾン森林に火が付けられ世界中の非難がボルソナロ政権に集まる中、日本政府は農相を派遣し、さらなる農業開発に向けて協議をしていた。
「アマゾンが燃えている本当の理由を知っていますか」
https://www.facebook.com/InyakuTomoya/posts/3595977033762434
吉川農相(当時)ブラジル訪問への抗議
https://www.facebook.com/InyakuTomoya/posts/3477820442244761
先日、茂木外相もブラジルを訪問している。世界の批判がボルソナロ政権に集まる中
https://www.facebook.com/InyakuTomoya/posts/4910951582264966
ノルウェー政府の年金基金の姿勢は日本とは大きく異なる。日本も変わらなければならない。
「大規模な機関投資家の中で、ノルウェー政府年金基金は、森林リスク産品に関連するESGリスクへの取り組みで最先端に位置する。同基金は確固とした人権方針と共に、熱帯林減少を評価対象とした気候変動方針を持っている」
http://japan.ran.org/wp-content/uploads/2017/06/RAN_Every_Investor_Has_A_Responsibility_June_2017_JP.pdf#page=8