半世紀前のカドミウム対策のアップデートを

 反公害運動は1970年の公害国会で多大な犠牲の上に世界に先駆けて汚染企業の責任原則を法制化するという金字塔を打ち立てた。しかし、その後の政治はそれを形骸化させた。新たな汚染が進もうとする今、この意義を再確認する必要がある。 “半世紀前のカドミウム対策のアップデートを” の続きを読む

PFAS汚染された農地をどうする?

 誰もが生きるなら汚染のない世界で生きたい。でも、今の世界は汚染が進み、人のいない極地地域でも汚染は発見される。この汚染された世界でどう生きたらいいのか。世界の命をこの汚染からどう守ればいいのか、汚染を減らすにはどうすればいいのか?
 
 言うまでもなく、まず汚染の進行を止めること。汚染物質を禁止し、汚染させた企業、軍などの組織に責任を取らせること。
 でも汚染されてしまった農地はどうするのか。放射性物質、カドミウムやヒ素などの重金属、ラウンドアップ(グリホサート)などの農薬、さらにはPFASなどによって汚染されている農地がある。まったく汚染されていない農地はないだろう。大なり小なり、この汚染された農地からどう安全な食を確保するのか、考えなければならない時代に入っている。 “PFAS汚染された農地をどうする?” の続きを読む

このままでは日本は汚染列島に。下水汚泥肥料には注意。

 ウクライナへの戦争以降、化学肥料原料の不足・高騰が大問題となった。農水省は国交省と組んで、下水汚泥の肥料への活用を進め、全国の下水処理場でその施設の建設・増強が進み、安い下水汚泥肥料の利用が増えている。家庭菜園用に売られている肥料でも使われている可能性がある。
 でも、この下水汚泥肥料(コンポスト肥料)を使うと何が起きるか、すでにわかっていることがある。その土壌中にカドミウムや作物中のカドミウムが増える、そしていったん入ったカドミウムは簡単に消えていかなくなるとする報告がある⁽¹⁾。 “このままでは日本は汚染列島に。下水汚泥肥料には注意。” の続きを読む

重イオンビーム育種米で何が変わる?

 重イオンビーム放射線育種品種に変わると何が変わるのか。図にしてみた。オリジナルの「コシヒカリ」は特許許諾料はもちろん、品種許諾料も不要で自家採種ができるので有機農業にも適している。だけど、重イオンビーム育種の「コシヒカリ環1号」許諾を得た上で、特許料と品種許諾料を払わないと育てることができない。農水省は自家採種も不可だとしている。
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イタイイタイ病、カドミウム汚染の告発はどう可能になったか?

 『神通川流域民衆史 いのち戻らず大地に爪痕深く』能登印刷出版部
カドミウム汚染と言えばイタイイタイ病。なぜこの公害病が生まれたのか、そして行政やメデイアはどう動いたか、事態解明・打開を可能にした主体は誰であったかを浮かび上がらせる本。 “イタイイタイ病、カドミウム汚染の告発はどう可能になったか?” の続きを読む

放射線育種から「ゲノム編集」へ? 「コシヒカリ環1号」はトロイの木馬か

 「あきたこまちR」や「コシヒカリ環1号」系の放射線育種によって遺伝子を破壊した稲は通過点に過ぎず、今後向かうのはやはり「ゲノム編集」稲。
 汚染のない世界に向かうのか、それとも遺伝子破壊で対応できると考え、世界を汚染し続けるのか、今、問われている。 “放射線育種から「ゲノム編集」へ? 「コシヒカリ環1号」はトロイの木馬か” の続きを読む

カドミウム汚染の政府の責任を問うー「あきたこまちR」について

 秋田県が作るお米をすべて放射線育種(重イオンビーム育種米)に変えようとしています。その手始めが「あきたこまち」を「あきたこまちR」に変えることなのですが、それに関してパブコメが8月21日まであります。
 ここではこれまでにあまり書いていないことに触れたいと思います。
 なぜ、こんなことが必要になったかといえば、カドミウム汚染です。主要なカドミウム汚染は鉱山から来ています。しかし、日本では多くの鉱山はかなり前に閉鎖されてしまっています(1)。それなのに、なぜ、今、カドミウム汚染対策なのでしょうか? それは汚染が放置されていたからに他なりません。 “カドミウム汚染の政府の責任を問うー「あきたこまちR」について” の続きを読む

放射線育種米「あきたこまちR」への全量転換に関する秋田県議会への意見

 秋田県議会が8月21日まで11のテーマに関するパブリックコメントを求めています。そのテーマの1つが「あきたこまちR」への全量転換についてです。この問題についてはすでにいろいろ書いてきたように大きな問題があり、以下のコメントを送ることにしました。秋田県議会のパブリックコメントに関する情報は以下から得ることができます(手紙、ファックス、メール、Webフォームのどれでも送ることができます)。https://pref.akita.gsl-service.net/doc/2018050800035/

“放射線育種米「あきたこまちR」への全量転換に関する秋田県議会への意見” の続きを読む