ビル・ゲイツの国連乗っ取りに世界の研究者たちがノーのオンライン署名開始。 “国連食料システムサミットに反対する世界の学者たち” の続きを読む
遺伝子組み換え作物やその農薬からの自由
モンサント(現バイエル)の除草剤ラウンドアップ(グリホサート)の使用禁止や遺伝子組み換え作物の輸入を止めること、これは日本でも多くの人が望んでいることだろう。それをメキシコのロペス・オブラドール大統領が昨年末、宣言した。 “遺伝子組み換え作物やその農薬からの自由” の続きを読む
みどりの食料システム戦略:みどりの政策とは何?
パブコメ締め切り迫る「みどりの食料システム戦略」について、「みどり」とは何で、「食料システム」とは何を意味するのかが大問題になる。なぜ、昨年の11月18日に最初の検討会開いて、ほんのわずかな時間の間で、しかも従来の政策を覆すような計画が作られてしまったのだが、農薬村からは抵抗は聞かれない。 “みどりの食料システム戦略:みどりの政策とは何?” の続きを読む
南の国での種苗委託栽培労働の実態:インド、ネパール
日本の野菜の種子は9割は海外産という。日本の種子企業が海外で生産しているということなのだが、その生産の実態はどうなっているだろうか? 今、種苗の開発は本国で行うけれども、それを増殖させるのは南の国々で行うというのは他の国でも行われているようだ。特にオランダにはそうした企業が集まる。北で開発された種苗を南で増殖する、その南の国々、インド、ネパールでの種苗増産に取り組む労働者の状況に関するWebinarが開催された。その実態は大いに憂慮すべきものであることがわかった。 “南の国での種苗委託栽培労働の実態:インド、ネパール” の続きを読む
惨事便乗型資本主義が食を奪う
この新型コロナウイルスの蔓延はまさに惨事便乗型資本主義がその姿を現す時。1%の投資家はこの間にさらに富を集積し、笑いが止まらないに違いない。
外食の低迷によって米価が暴落している。このままでは地域によっては60kg1万円という破壊的な価格になるかもしれない。小規模農家での生産価格は1万7000円とも言われるから作れば作るほど大赤字になる。これは大恐慌にも匹敵する大惨事。米国ではかつて大恐慌に際してニューディールが発動され、農家の収穫を政府が買い上げ、農家を支えた。失業者はその配給によって命をつないだ。今や、そうした政策に出なければ農村は潰れてしまう。米国にそうした政策があるのに、日本にはない。これでは日本では農業を続けられなくなって、農家は激減してしまう。 “惨事便乗型資本主義が食を奪う” の続きを読む
マスメディアが語らない種苗法改正。シナリオはこうなる。
これまで日本の主なお米の品種を作ってきたのは地方自治体。コシヒカリもササニシキもゆめぴりかも地方自治体の農業試験場が育成したもの。今なお、わたしたちが食べるお米の99%はこうした公共品種(国・農研機構も含む)が占めている。地方自治体の予算からすればほんのわずかな公共投資に過ぎない種苗予算はここまで日本の食を支えてきた。 “マスメディアが語らない種苗法改正。シナリオはこうなる。” の続きを読む
衆議院農林水産委員会種苗法改正法案参考人陳述
2020年11月12日、衆議院農林水産委員会での種苗法改正法案に関する審議で参考人として招致され、陳述してきました。実際には時間に迫られて飛ばした部分もここでは原稿のまま乗せています。実際の陳述は末尾にYouTubeのビデオで見ていただけます。 “衆議院農林水産委員会種苗法改正法案参考人陳述” の続きを読む
グローバルな危機を無視する菅政権
菅政権は新型コロナウイルスによる打撃からのグリーン・リカバリーとかにはまったく興味がないらしい。新政権の農業政策はまず輸出、そして種苗法改正、この2つだけ(1)。果たして今後の世界にそれは有効な政策だろうか? “グローバルな危機を無視する菅政権” の続きを読む