ブラジルで緊急ベーシックインカムがブラジル議会で承認された!
新型コロナウイルス感染によって世界で多くの人が収入を失い、感染の恐怖と無収入による生活の不安に怯えている。この緊急時に極右の大統領は人びとの要求に応える姿勢を見せていない。しかし、民衆運動は緊急ベーシックインカムを提案。生活する上での必要金額にははるかに届かないのだが、これが確保できれば、人びとはこの危機から自衛していく力を得られるだろう。
誤解のないように一言。ベーシックインカムを云々すると、日本ではそれはネオリベラルの発想だと一蹴されることがある。確かに新自由主義者たちもベーシックインカムを言うので警戒する必要はある。でもこのベーシックインカムを最初に構想したのは家事労働問題などシャドウワークの問題を突き付ける女性運動だった。新自由主義者たちは後から来て利用しようとしたに過ぎない。その可能性はその歴史性を考えれば、特定の潮流のものとして頭から決めつけて切り捨てることなく、探求すべきだろう。
ブラジルではベーシックインカムについての議論はかなり進んでいる。
もっとも極右大統領が果たしてどう動くかはまだわからない。今後、さらに注目していきたい。
そして、この動きは世界でも拡がるだろう。
今、多くの人が苦しんでいるし、この提案はその危機を突破する上で十分有効性があるだろう。日本でも早急に検討すべきことだと思う。
詳しいことは明日以降にまたまとめます。
Renda básica que queremos (私たちが欲するベーシックインカム)