エクアドルで史上最悪の人権侵害事件を日本人企業が引き起こす?

 「エクアドルで史上最悪の人権侵害事件、それを引き起こしたのは日本企業」という南米からの告発が届く(1)。告発されているのはFurukawa Plantation C.A.という企業。古川拓殖株式会社のことを差すようだ。

 この古川拓殖株式会社は戦前フィリピンでマニラ麻と呼ばれるアバカを生産する企業だった。敗戦で資産没収となり、戦後の日本政府の移民政策で今度はエクアドルへ。このアバカの生産をエクアドルで再開した。
 まさに鶴見良行さんの『バナナと日本人』で描かれた世界につながる話だろう。そして日本のスーパーでもよく見かけるようになった田辺農園のバナナの田辺氏も古川拓殖で働いていたことがあるという。ニッケイ新聞(ブラジルの日系人向けの新聞)の記事はかなり古川拓殖をよく描いているが、現地の人びとの目から見て、その存在は大きく違うものであったのではないだろうか?(2)

 何ができるのか、まだわからないけれども、まずは第一報。

追記:(1月10日)
 古川拓殖が長いこと、現地の住民を奴隷的な環境で労働させてきたとして、エクアドル政府に古川拓殖を訴えたけれども、その訴訟への支援をお願いします、というオンライン署名がありましたので、お知らせします。僕も署名しました。日本からの署名があればエクアドル政府が動く上での力になると思います。
 Nombres y apellidos が名前
 País は国の名前 Japan でも Japónでもいいと思います。
 ぜひ、ご参加を!
https://www.furukawanuncamas.org/accion-urgente
  
追記2:(2月9日)
エクアドルでの古川拓殖株式会社による人権侵害は現代の奴隷制だとするエクアドル史上初の憲法裁判所の判断が下されたとのこと(2021年1月15日)。憲法裁判所は奴隷的状況にある労働者家族の予防的保護を命じた(1)。
 それにも関わらず古川拓殖株式会社は労働者家族の居住施設を破壊した(2)。この問題は国際問題に発展してしまうかもしれません。奴隷的待遇はエクアドル憲法にも国連人権規約にも違反。


(1) Juez Constitucional determina existencia de esclavitud moderna y dispone reparación a las familias
https://www.furukawanuncamas.org/post/victoria-familias-abacaleras
(2) Furukawa sigue actuando con la complicidad del Estado y violando medidas cautelares expresas
https://www.furukawanuncamas.org/post/furukawa-viola-medidas-cautelares

(1) Twitterから

ABACA: MODERN SLAVERY IN THE ECUADORIAN FIELDS
https://www.planv.com.ec/abaca-modern-slavery-ecuadorian-fields

(2) ニッケイ新聞:麻が結わえた南米との絆 =エクアドルの古川拓植
http://www.discovernikkei.org/ja/journal/2014/3/17/ecuador-1/

(3) その他、見つけた情報
マヴェンズ:古川拓殖エクアドル株式会社
http://mavenz.net/group.html
国立国会図書館
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000227277

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