種苗法改悪と新品種開発

 昨日5月10日に開かれた農水省第2回優良品種の持続的な利用を可能とする植物新品種の保護に関する検討会にオブザーバー参加してきた(1)。

 昨年末のTPP11発効以降、植物の新品種の保護に関する国際条約(UPOV条約)の厳格化による種苗法改悪の可能性が高まってきた。育成者の知的所有権の保護を名目に種子を民間企業に独占される動き(種苗法改悪)につながりかねないのではないか、その1つの動きとして注目せざるをえない。 “種苗法改悪と新品種開発” の続きを読む

生物多様性の激減、大量絶滅と食のあり方

 BBC: 人類のせいで「動植物100万種が絶滅危機」=国連主催会合

 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォームIPBESが作った1800ページに及ぶ報告書が出て、世界中で反響が大きい。BBCの見出しはそのものずばり。このままでは100万種に及ぶ動植物が絶滅危機に陥り、世界の生態系は深刻な状況に追い込まれる。人類のせいで。 “生物多様性の激減、大量絶滅と食のあり方” の続きを読む

生物多様性及び及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム

 生物多様性及び及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)については追えてこなかったけれども、今月、コロンビアで第6回総会が開かれたという。その農林水産省の報告を見るだけでも、興味深い。 “生物多様性及び及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム” の続きを読む

ボリビアで母なる自然の権利法が成立

自然を人間と同様の権利を持つとする世界で初めて自然・地球の権利を認めた母なる地球法がボリビアで成立しようとしている。有害物質や放射能や遺伝子組み換えから自由である権利も明記。気候変動の厳しい現象に立ち向かう。

追記:
2012年10月15日、法律として成立。

LEY MARCO DE LA MADRE TIERRA Y DESARROLLO INTEGRAL PARA VIVIR BIEN