鳥インフルエンザが北アイルランド、フランス、インドでも広がっているようで、とても心配です(1)。現在のところ、人にはめったにうつらない、というのだけど、うつった場合の致死率は新型コロナウイルスの20倍になるという話もある(2)。もっとも新型コロナウイルスが恐ろしいのは無症状で感染が広がるから止めることが難しいからであり、一方、エボラ出血熱は致死率が高すぎて、感染は大きくは広がらなかったということがあります。致死率が高いことと社会への危険度は必ずしも一致しないでしょう。しかし、鳥インフルエンザは野生の鳥で広がるとしたら、高い致死率と感染力で大きな惨事となりえる。ただし、今のところ、現在の鳥インフルエンザの人への感染は起きていない。だからこそ、早く抑え込み、発生を予防する必要があります。
エクアドルで史上最悪の人権侵害事件を日本人企業が引き起こす?
「エクアドルで史上最悪の人権侵害事件、それを引き起こしたのは日本企業」という南米からの告発が届く(1)。告発されているのはFurukawa Plantation C.A.という企業。古川拓殖株式会社のことを差すようだ。 “エクアドルで史上最悪の人権侵害事件を日本人企業が引き起こす?” の続きを読む
政府が見逃す「ゲノム編集」が作り出す問題
「ゲノム編集」の問題について続々と新情報。政府や企業などゲノム編集」推進側が流す情報とあまりに異次元。推進側は「ゲノム編集」によって起こる変化は自然界でも起きていることと同じだという。確かに紫外線や自然放射線に生物は曝され続けていて遺伝子が壊れて、変異することは起きる。でもこれは長い進化の中で、その変異から守る仕組みも発達させてきている。
ところが「ゲノム編集」はその防御の仕組みをかいくぐって遺伝子を破壊する。問題は遺伝子だけに留まらない。ゲノムの中の遺伝情報がコーディングされている遺伝子はわずか2%に過ぎず、以前は残りをジャンク(ゴミ)と呼んできた。しかし、残りの部分が遺伝子発現に大きな役割を果たしていることもわかってきた。まったく同じ遺伝子を持つ細胞でも、あるものは心臓になり、あるものは目になる。これはDNAメチル化によって可能になる。DNAメチル化はゲノムに入り込んできたウイルスの遺伝子の発現を抑制したり、ガン化にも大きな関わりがあるという。このDNAメチル化をCRISPRを使った「ゲノム編集」は変えてしまうというのだ(1)。 “政府が見逃す「ゲノム編集」が作り出す問題” の続きを読む
地球の砂漠化を防ぐ方法としての畜産
ファクトリー・ファーミング(工場型畜産、超過密飼育)が危険なウイルスや病原菌の温床となるだけでなく、気候変動や人びとへのさまざまな慢性疾患の原因ともなることについて書いた。しかし、畜産自体を非難するとしたら大きな間違いとなるだろう。
アラン・セイボリーは地球の砂漠化を防ぐ唯一の方法は畜産の活用であると説く。現在、大地の3分の2で砂漠化が進行している。気候変動の最悪の事象の1つ。なぜ、畜産の活用が唯一の砂漠化の防止策となるのか?
公共財産守る力を束ね―食と農の転換を地方から
2021年はどんな年になるか、と聞かれれば、やはりこれまでにない変革のスタートの年になる、と応えたい。しかも、これまで長く続いた悪い連鎖を良い連鎖に変えるそのスタートの年に。
“公共財産守る力を束ね―食と農の転換を地方から” の続きを読む
鳥インフルエンザ、もう1つのパンデミックの解決策
新年早々、2020年最後に書いた続きから始める。
鳥インフルエンザも豚熱も近年になって急激に猛威を振るうようになってきた。その原因はわたしたちの毎日の食にある。わたしたちの食を変える時が来ている。遅すぎたということがないように。 “鳥インフルエンザ、もう1つのパンデミックの解決策” の続きを読む
鳥インフルエンザの脅威、何をすべきなのか?
新型コロナウイルス感染、東京は今日1300超。実態はさらにこの数を上回るだろう。医療の現場がどうなるのか。根本的な政策の過ち。医療の民営化、さらには病床削減、医療スタッフの減少など根本的に転換させなければ新型コロナウイルスの危機を克服できても次の感染症で潰れてしまう。政策をただす議論が不可欠。
新型コロナウイルスだけではない。鳥インフルエンザの急拡大が起きている。まだ日本では人間への感染はないと言われるが、H5N1やH7N9は人にも感染し、感染するときわめて重篤な状況になることが多い(1)。もし人から人に感染し始めたら新型コロナウイルスをはるかに超える甚大な被害が起きるという警告もある(2)。
この鳥インフルエンザについてもまったく誤った政策の連鎖が続いているのではないだろうか? “鳥インフルエンザの脅威、何をすべきなのか?” の続きを読む
生態系の危機と食・種子を守ること
新型コロナウイルスは食のシステムを変えるきっかけになるという話が海外からボンボンと飛び込んでくる。
農場で働く移民労働者が国境を越せずにスーパーに生鮮食料品が不足、家庭菜園をやってみようという市民が急増。でも、タネがない。英国では需要は600%増えたものもあるという(1)。タネもよその国の農場でまとめて作って輸入するのではこんな時は止まってしまう危険がある。野菜の種子を9割海外に依存する日本は脆弱すぎるほどだが危機感のほどはどうだろう?
結局、グローバルな食のシステムが止まったら何が起きるか、世界の多くの人たちが知ったということだ。タネからローカルに育て、そのタネを共有することがわたしたちの生存に欠かせない。 “生態系の危機と食・種子を守ること” の続きを読む