WikiLeaksがTPPの知的所有権項目のテキストをリークした。その内容は想像していた通りだった。「モンサント法」の世界化である。
TPPや米国との自由貿易協定でラテンアメリカ諸国には「モンサント法案」が押しつけられた。この法案は総じて、
・ 農民が種子を保存することを犯罪として取り締まる。
・ 農民が種子を他の農民と交換・共有することを禁止する。
・ 農民は毎回、政府に登録された種子を購入しなければならない。
とするものだ。ラテンアメリカでは諸国では激しい反対運動が繰り広げられ、こうした法案は葬り去られている。TPP批准国ではメキシコとチリにこの法案が登場し、どちらも廃案となったが、もしTPPが成立してしまえば再び、この法案が登場してくるだろう。 “TPPと「モンサント法案」” の続きを読む
アマゾン先住民族の薬草・伝統医療と多国籍企業のバイオパイラシー
ブラジルとペルー国境に住む先住民族Matsés(マツェス?)のシャーマンが伝承し続けている薬草の知識など伝統医療の方法、知識が500ページを越える百科事典としてまとめられた。
先住民族の生存が脅かされる中、こうした知識も急速に失われてしまう危惧がある。先住民族の伝統医療については偏見があるかもしれないが、多国籍製薬企業がもっとも目を付けている知識でもある。 “アマゾン先住民族の薬草・伝統医療と多国籍企業のバイオパイラシー” の続きを読む
「満洲国」と今日の日本が共通するもの
満洲と現在の日本が共通して持つ問題にもっと目を向ける必要を感じている。学術的正確さなど果たせないがいくつか書いてみる。
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食のシステムの危機と命の連合
現在、世界は巨大な転換期にある。
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インドの種子の闘いとバイオパイラシー
1月26日はインドの独立記念日の意味合いが強い共和国の日。その日にオバマ大統領がインドを訪問する。バンダナ・シバ氏がそのオバマとインドのモディ首相に公開書簡を書いたが、その内容がすごく、この間のバイオテクノロジー企業による種子支配との闘いの歴史となっている。 “インドの種子の闘いとバイオパイラシー” の続きを読む
日本での核エネルギー問題世界社会フォーラム開催の提案
世界社会フォーラムの発案者の一人でもあり、今も世界社会フォーラムの国際コーディネーターの一人として活躍するシコ・ウィタケー氏が10月2日から8日まで、Green Cross Internationalが福島で開催する原発問題の国際セミナーに参加するために来日した。その機会を利用して、ピープルズ・プラン研究所にて日本で原発問題などに取り組む人びととシコ氏を囲む会が10月7日に開かれた。 “日本での核エネルギー問題世界社会フォーラム開催の提案” の続きを読む
世界化するアグロエコロジー運動
2014年におけるアグロエコロジーの世界化は特筆すべきものとなったと言えるのではないか? “世界化するアグロエコロジー運動” の続きを読む
世界化するモンサント法案と人びとの種子の権利、食料の主権を守る闘い
TPPによる日本の農業崩壊の危機が懸念される。しかし、TPPによる危険は日本の農業ばかりでなく、世界大のものとなっている。しかも単なる関税や通商問題に留まらない。このTPPを背後で推し進める勢力の狙いをしっかりと見すえる必要があるだろう。
“世界化するモンサント法案と人びとの種子の権利、食料の主権を守る闘い” の続きを読む