先日、「ゲノム編集」に関する研究者による国際的なWebinarを見ていて、とても興味深かったのだけど、分子生物学者で遺伝子組み換え工学も手掛けたJonathan Latham氏は「ゲノム編集」という言葉は科学的な名称ではなく、マーケティングの言葉だと述べた(1)。 “「ゲノム編集」という言葉が隠す事実” の続きを読む
「科学」を偽るコマーシャル言語が溢れる「ゲノム編集」
遺伝子組み換え作物が登場した時にはそれを礼賛する大量の情報が世界のマスコミに流された。 “「科学」を偽るコマーシャル言語が溢れる「ゲノム編集」” の続きを読む
EUの「ゲノム編集」食品規制はどうなるか?
これまで「ゲノム編集」作物でさんざん騒ぎながら、市場に出たものは米国Calyxt社の大豆だけで、今後出ることが決まっているのも日本のサナテックシード社のトマトしかない(1)。でも、それは従来の遺伝子組み換えと同様に規制する方針を出したEUの存在があったからだと言えるだろう。そのEUで欧州委員会が4月29日、規制緩和に向けた報告書を出した。これは一気に「ゲノム編集」が世界に出てくる前提になりうるもので懸念が世界で表明されている。日本にも影響は必至だろう。 “EUの「ゲノム編集」食品規制はどうなるか?” の続きを読む
ひどい日本の「ゲノム編集」食品報道
この報道には絶句した。日本の知的水準が現れているのか? 日本の民主主義の民度の反映なのか、とにかくひどい。
TBSが扱う「SDGs」。なんと「ゲノム編集」でSDGs(持続可能な開発目標)。なぜ「ゲノム編集」が社会の持続性を高められるのか? 食料不足を解消できるのか? ここには論理の飛躍がありすぎる。 “ひどい日本の「ゲノム編集」食品報道” の続きを読む
世界での最近出来事 その2
昨夜、世界の注目すべき動き、いくつかリスト化したのだけど、あまりに足りないので追加。 “世界での最近出来事 その2” の続きを読む
世界での最近出来事
忙殺されている間に世界は動く。1つ1つをすべて追うことが不可能なので、まずリストで挙げて見たい。 “世界での最近出来事” の続きを読む
EUの判決を秘かに覆そうとする多国籍企業ロビーの実態暴露
「ゲノム編集」をめぐるEUの政策転覆に向けたロビー活動を暴く文書が明らかになった。名付けて「CRISPR文書」。
「ゲノム編集」トウモロコシ、新味のない新品種
「ゲノム編集」の動きが慌ただしい。
モンサント(現バイエル)と並ぶ米国の遺伝子組み換え企業ダウ・ケミカルとデュポンが合併してできたコルテバは「ゲノム編集」されたワキシーコーンを開発、リスク評価も規制もない生産を米国、カナダ、アルゼンチン、ブラジル、チリ各国政府が受け入れてしまった。 “「ゲノム編集」トウモロコシ、新味のない新品種” の続きを読む